「チェンソーマン」デンジ役・戸谷菊之介が語る、「アニメっぽい感じを抜いていきたい」というディレクションへの答え

戸谷菊之介 撮影=山田大輔

立て続けにメガヒットを飛ばしている、「週刊少年ジャンプ」連載のアニメ化作品。この波に続きそうなのが、現在放送中のTVアニメ「チェンソーマン」だ。悪魔が日常にはびこる世界で、悪魔を駆除する“デビルハンター”として生計を立てていたデンジ。ヤクザにだまされて殺されるも、チェンソーの悪魔“ポチタ”の力で復活する。そんな主人公・デンジの声を担当するのは、声優・戸谷菊之介。アニメではまだ2作品しか出演経験がないにも関わらず、大抜てきされた戸谷に、本作への思いを聞いた。

「最高にうれしかったけど、同時にプレッシャーも感じた」

「チェンソーマン」ビジュアル (C)藤本タツキ/集英社・MAPPA


ーーまずはデンジ役が決まったときの率直な感想を教えてください。

デンジ役に決まったことは、ちょっとドッキリっぽく教えてもらいました。別件で呼ばれて事務所に行ったら、カメラを持ったマネジャーさんが部屋に入ってきて、「戸谷くん、デンジ役に決まりました!」と教えてくださったんです。「うわーっ、マジですか!?」と興奮している僕の姿が、動画に残っています(笑)。最高にうれしかったですが、同時にデンジ役を務めさせていただくことへのプレッシャーも感じました。

「何回も読み直しているくらい好きな作品」


ーーアニメ化の話を聞く前から、原作は読んでいたのでしょうか?

友達に薦められて読み始めたらめちゃめちゃ面白くて、その日のうちに第1部の最終巻まで一気に読んじゃったほど。読後は衝撃が走り、思わず涙が流れました。何回も読み直しているくらい、好きな作品です。

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