小宮璃央“浩一”に井上想良“満”が放った「するからな」のひと言に爆キュン<永遠の昨日>

2022/12/02 11:56 配信

ドラマ レビュー

「永遠の昨日」第7話より (C)「永遠の昨日」製作委員会・MBS


「もう時間がない」という浩一とともに満は家に向かう


浩一の母親が看護師に抱っこさせてあげてくださいと頼み、看護師から赤ちゃんを抱っこさせてもらう浩一。浩一に抱っこされた赤ちゃんが笑ったような顔を見せ、弟妹も部屋に入ってくる。部屋の外から浩一たちの家族を見ている満にはこの幸せそうな光景が光って見える。

ひとり待合スペースに座っている満のもとに浩一がやってきて、もう帰る、みっちゃんちに泊めてと頼む。満が今夜は家族でいろというと浩一は「みっちゃんと一緒にいたい、たぶん、もう時間がない」という。

満がなんでだよ、お前今みんなに見えてたろと反論すると、浩一は「赤ちゃんパワーでね」と言い、「でも、あんま続かないと思う。なんとなくわかる、自分の身体だし。俺はラッキーだったんだよ、こんなアディショナルタイム、普通ないじゃん」と続けた。

浩一は、満と過ごせたこと、生まれたばかりの妹にも会えたことを満足げに話す。そこに満の父親がやってきて、朝には浩一に気づかなかったのに赤ちゃんパワーのおかげか浩一に気づく。浩一にあいさつをし、緊急オペのために朝帰りになることを告げて去って行った。

浩一が「やっぱ、かっこいいいや、みっちゃんのお父さん。みっちゃんも大人になったらあんな風かな」と言うと、満はそれに対して答えずに視線を落とす。満が大人になるまで浩一がそばにいないことを感じているであろうと思うと胸がギュッと詰まる。

満はうちに行くぞと言って先に歩き出した。浩一が「え? いいの?」と満の後を追うと、満は「いいけど覚悟しろよ。するからな」と振り返らないまま告げる。この浩一の言葉に、切ない気持ちと合わせて一気にテンションが高まって昇天しそうになる。「する」とはトランプやゲームのことじゃないですよね!?とキュンキュンが限界突破した。

満の言葉を受けて、浩一も意味を察して覚悟した顔つきになり、2人で黙って歩いて行く。次回の最終話が待ちきれない気持ちと、終わって欲しくない矛盾した思いが胸に渦巻く今話のラストだった。

構成・文/牧島史佳

関連番組