――本間さんは主演で全部の話に絡むので大変だったのではないですか?
本間日陽:私は今回、物語のストーリー上の舞台となる食堂の「川しげ」を営んでいる、美絵ちゃんという女の子の役をやらせていただきました。なので、全部のストーリーが「川しげ」が舞台になってストーリーが進んでいきます。私は、接客業やアルバイトを経験したことがなくて。接客業ってどんな感じなんだろうってイメージができなくて、難しかったです。でも、根本としては明るい女の子の役だったので、接客業のシーンはとにかく明るく、みんなに心地の良い場所として過ごしてもらうことを意識しながら演じていました。
――現役アイドルが「アイドルになりたかった女の子」を演じたわけですね。
本間日陽:美絵ちゃんは、高校生の時にアイドルになる夢を持っていたんですけど、お母さんが倒れてしまってお店を継ぐことになって。なので、ずっと諦めた夢に対するくすぶった気持ちがあって「もしあの時そうなっていたらとか、もしこういうふうになってなかったら自分は…」みたいな思いをずっと抱えて過ごしていたと思うんですね。なので、そこで小越春花演じる瑠璃ちゃん(NSTドラマヒロイン)がアイドルをやってて帰省してきた時に動く気持ちに気づきます。今回美絵を演じてみて、自分と重なり合う気持ちが結構多かったな、っていうふうに思ってます。
私もNGT48のオーディションを受けたきっかけっていうのが、高校生の当時は「ここから飛び出したい、今を変えたい」みたいな気持ちが強かったので美絵の「この時ああしていれば」みたいな気持ちにはすごく共感できました。美絵ちゃんと会話するような気持ちでいつも演じていました。
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