ファイルーズあいが明かす、「チェンソーマン」パワー役への特別な思い「“あんばい良かったじゃろォ〜”って言いたいです(笑)」

「現場では、“妹感”を大事にしている」

【写真】ファイルーズあい、“血の魔人・パワー”らしいショット 撮影=山田大輔


ーー傍若無人だけど、憎めない。パワーの魅力を表現する上で、大切にしていることはありますか?

現場では、“妹感”を大事にしようとしています。ばかなことを言っても、妹なら愛せますよね。かわいい妹感を出したいけれど、こびたくはない。そこのあんばいが難しくて。もしアニメのパワーちゃんを気に入ってもらえたら、「あんばい良かったじゃろォ〜」って言いたいです(笑)。

ーーアフレコ現場は和気あいあいとしているそうですね。

第2話でデンジ、マキマ、パワー、アキの4人がそろったんですが、声優同士の年齢が近いこともあり、一瞬でタメ口になりました。仲は本当にいいです。戸谷くんはアニメのアフレコ経験が少ないので、いろんな人の立ち居振る舞いを見て勉強しながら、たまに素頓狂なことを言って笑わせてくれる人(笑)。分からないことがあったら積極的に質問して、どんどん自分の力に変えていく姿はまさにデンジっぽいですね。

「私もパパパパワー全開で頑張ります!」


ーー最後に一言お願いします。

原作ももちろん魅力的で素晴らしい作品ですが、アニメになることでキャラに動きや声が付き、さらに環境音に至るまでこだわり抜いて録とっています。ぜひ、デンジたちの息吹を感じてください。私もパパパパワー全開で頑張ります!

◆取材・文=篠崎美緒