寡黙なイケメンを演じた渡邊圭祐の本音「本当の僕は逆のタイプ」＜「ブラックナイトパレード」連載 Vol.3＞

現在大ヒット上映中の映画「ブラックナイトパレード」。人気漫画家・中村光の同名コミックを、福田雄一監督が実写化。世にも奇妙なサンタのお仕事をコミカルに描く。主人公・日野三春(吉沢亮)の同僚で寡黙なイケメン料理長・古平鉄平を演じる渡邊圭祐に念願であった福田組への思い、同世代キャストが集まった現場での楽しい思い出、そして共演者・橋本環奈へクリスマスプレゼントをあげるとしたら？…などさまざまなことを語ってもらった。

「世間のイメージ的に僕と鉄平はマッチする気がする」

――まずは、渡邊さんが演じた鉄平の印象を教えてください。

鉄平は笑わないし、口数もそんなに多くない役。この作品に出演できると聞いて、一番頭に浮かんだ役でした。世の中のイメージ的に、僕と鉄平はマッチする気がして。本当の僕は(中川)大志くんが演じた皇帝(カイザー)が近いのですが(笑)。鉄平を演じる上で気を付けたのは、いなくてもいいじゃん！って思われないように存在感を出すこと。ただこのあんばいが難しく、初日、撮影終わりの車の中で「ムズい〜」って叫びました。それくらい、これまで演じた役の中でも難しい役だと思いました。

「念願かなっての福田組はうれしかったです」

――福田監督作品に初出演ということで、どうでしたか？

念願かなっての福田組への参加だったのでうれしかったです。福田さんの作品は、役者同士の戦いが見られるのが好きで。そういう作品で自分がどういう色を出せるのかすごく興味はありました。ただふたを開けてみると、鉄平は自分から何かを仕掛ける役でもなく、監督にも散々、笑顔にならないでと注意される役で。だから思いきりボケている大志くんがうらやましかったです。