小山内雄一(おさない・ゆういち)/斎藤工
与党所属の国会議員。反社会勢力の撲滅をスローガンに掲げる若手のホープで、人を引きつけるカリスマ性を持ち、講演会を開けば女性ファンで満席となるほどの人気ぶり。
二代続く国会議員の家に生まれ、祖父も父も警察官僚から代議士となった“警察族”。同じレールの上を歩む以外の選択肢はなく、東大法学部を卒業し警察庁に入庁。代議士である父親の勧めもあり、地元・長野県警の組織対策犯罪課で経験を積んだのち政界に進出した。
英児が桜町中央署に左遷されるきっかけとなったトラブル、ひいては光輔が隠し続ける恐ろしい秘密の先に、この男の影が見え隠れしてくるが…。
有働弘樹(うどう・ひろき)/片岡愛之助
警視庁副総監。水木直央の父。長野県警時代に同じ警察官だった真由と結婚し、直央を授かる。直央に愛情を注ぎ、決して甘やかすことなく育てていた。それは離婚した今も変わらない。
若き日に同僚を暴力団員に殺されかけた経験を持ち、以来、組織犯罪撲滅という思想に取りつかれるようになった。着々とキャリアを積み上げ、ゆくゆくは警視総監になるといわれるまでになったが…。
同じ志を持つ雄一のことを、陰になり日向になり、全力で支援している。