ロバート・秋山竜次扮(ふん)する最先端のクリエイターに迫る「クリエイターズ・ファイル」。今回は、日本初、歌姫専門のプロの取り巻き集団「株式会社TORIMAKIサービス」代表取締役・白木善次郎が登場。「善ちゃんだったら取り巻かれたい」と、歌姫たちから熱いラブコールを受ける白木氏に密着した。歌姫・Rico$ Harry Up(リコズハリーアップ)のインタビューもお届けする。
――まず率直に取り巻きとはどういうものなのでしょう?
白木 そこから話すんかい(笑)。うそうそ、ごめんごめん。分かりやすく言うと、女性シンガーいるでしょ?歌姫ね。その周りにたくさんスタッフいるよね。マネージャーいるでしょ、メイクさんいるでしょ、その流れでスタイリスト、レコード会社の人間、局の人間、もう一人予備で事務所の人間、それ以外こいつら何やってんの、て人間いるでしょ。なんかよくわかんないけどテンションだけ高い奇抜な格好してさ、けど歌姫と仲良くしゃべっててさ、誰なんだろう、って人いるでしょ。それ。それが俺。それがほんとの取り巻き。
――なぜその取り巻きを職業にしたんですか?
白木 やっぱり必要とされているから、かな。業界に対して、歌姫の存在を大きく見せるのは案外大切なことなんだよ。誰も率いてなかったらなんか寂しいじゃん。事務所力入れてくれてねえのかなって、思っちゃうと思うんだよね、歌姫ちゃんも。それでいつでもおいらが出動できるように、立ち上げたんだよね。今じゃ取り巻きの養成所作っちゃってるから(笑)。
――養成所のシステムを教えてください。
白木 ピラミッド式だね。一番下層から「TORIMAKI Jr.(ジュニア)」「TORIMAKI ST (スタンダード)」「TORIMAKI TRUE (トゥルー)」それから「HITT (ヒット)」で「THAT(ザット)」だね。
――HITT(ヒット)、THAT(ザット)はそれぞれどんな階級ですか?
白木 HITTは「ハイパーインテリジェンス取り巻きTEAM」と言って年間5名のみ。THATは「特別浜崎あゆみTEAM」。ここに至っては5~7年間に3名以下の超エリート精鋭部隊だね。取り巻きのゴールはやっぱりレジェンドayuを取り巻くことなんだよね。おいらはこの前も取り巻かせてもらったけどね。最高だったよ。松浦会長まで来ちゃってさ、マジ驚いたよ(笑)。
――取り巻きを目指す若者たちに一言お願いします。
白木 取り巻くってことは決して簡単なことじゃないので、人脈、人柄、ばかなふりして土足で踏み込む勇気、空気の読み方、流行りのアンテナ、全てが問われるんだよね。これだけは言っておくけどただただミーハーな気持ちで歌姫に近づきたい若者は今すぐ諦めてくれ。そんなのおいらはお見通しだから。
――白木さんとの交流は長いのですか。
RHU だいたい2年くらい取り巻いていただいてます。私は緊急時に10人ほどTORIMAKIを依頼することが多いのですが、本当に大きく見せていただいて助かっています。なんだろう、説明しづらいですが、取り巻きが多ければ多いほど安心するんですよね。引き連れてる感が欲しいのかもしれません。
――今まで、他の歌姫の取り巻きが多くて、自分は少ないというシチュエーションはありましたか?
RHU ありました。そんな時はすぐTORIMAKIサービスへ連絡です(笑)。
――実際に白木さんは現場で何をしているのですか。
RHU 何をやっているという訳でもないのですが、だからこそ直球の取り巻きなんです。たまに面白いおもちゃやゴシップを出してくれたり、人が気付かない部分を褒めてくれたり、それだけで十分なんです。いないといないで寂しいです。
――最後に白木さんへメッセージはありますか。
RHU そろそろ素敵な奥様を見つけて家族を取り巻いてほしいですね(笑)。
白木 うるせえよ!
RHU うわ!白木さん!聞いてたんですか!
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