――今作の出演が決まった際の心境をお聞かせください。
ドラマで主演をさせていただくということは目標の一つであったので、歴史ある「フジテレビヤングシナリオ大賞」受賞作に出演させていただけることが決まった時は、とてもうれしかったです。皆さんの明日を照らすことができるようなドラマにしたいです。そして、すてきなものをお届けできるように精いっぱい頑張ります!
――台本を読んだ時の感想は?
タイトルでもある「瑠璃も玻璃も照らせば光る」ということわざがあるのを初めて知りました。響きも意味もとてもすてきなことわざで、私もそんな存在になれるといいなと思いました。ひかるや瑠璃の演劇部での青春は、まぶしくて格好良いなと思い、撮影がとても楽しみになりました!
――ひかるをどのように演じますか?
私が演じさせていただくひかるは、芯があって忍耐強いけれど、ストレスが積み重なるとポキっと心が折れてしまうような性格です。私も似ているところがあるので、そこは自分らしさも表現できたらいいなと思っています。
また、ひかるはうつ病の母親の代わりに家事をしたり、父親の看病など家族を一人で支えなければならないといった状況の中、周りと同じように勉強や部活動も頑張りたい、とても責任感が強い女の子です。そんな彼女の良さを意識して演じていきたいと思います。
――視聴者へメッセージをお願いします。
このドラマをご覧いただいた皆さんに、なにか希望の光を与えてくれるような作品になっていると思います。女子高生が背負うには少し重いと感じるような日々を、何とかしようともがくひかるを繊細に演じられるように頑張ります。ぜひ、さまざまな世代の方にご覧いただけたらうれしいです!
毎年、新人脚本家の才能を発掘し続けてきたフジテレビヤングシナリオ大賞。34回目を迎えた今年は、市東さやかさんの「瑠璃も玻璃も照らせば光る」が大賞に選ばれました。現代社会の大きな問題の一つ、“ヤングケアラー”である高校生が、「青春したい!」という気持ちと現実の過酷さとの間で揺れる様子をみずみずしく描いた今作。現役看護師である市東さんだからこそ描けたリアルな描写の連続になっております。
そして、我らが主人公・木村ひかる役は豊嶋花さんが演じてくださることになりました。オーディションで豊嶋さんがお芝居を始めた時、すでにそこにはひかるがいました。もちろん豊嶋さんの演技力は元々折り紙付きですが、実際にご自身も高校生で、今だからこそできる繊細なお芝居の連続を、ヤングケアラーのリアルな感情が入り混じる世界を、そしてそこに差す一筋の光を、全国の皆さまにお楽しみいただければ幸いです。
※宮崎暖の崎は正しくは「たつさき」
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