そして、映画やテレビシリーズ、アニメではないが、ルーカスやルーカスフィルムが挑んできたことを知るための資料にもなる興味深い作品が「ライト&マジック」。ルーカスが「スター・ウォーズ」の製作のために設立した特殊効果&VFX制作会社「インダストリアル・ライト&マジック社」の歴史をひもとく6話完結のドキュメンタリーシリーズで、製作工程やその時代時代の関係者による証言などが見られ、壮大なスケールのメーキング映像と言える内容に。
「ウィロー」で初めて“モーフィング”が使われたことを先ほど触れたが、この作品のエピソード5のタイトルが「モーフィング」で、まさに「ウィロー」のことが語られており、映像技術の進化とその過程を目撃できる作品となっている。ルーカスフィルム最新作のディズニープラスオリジナルシリーズ「ウィロー」での美しい映像美、最先端技術との比較も含め、過去作を振り返ってみるのも良いかもしれない。
◆文=田中隆信
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