『僕らのミクロな終末』に富本惣昭、井手上漠参加「男子の青春を初めて経験できたような気がして新鮮」

2022/12/14 17:01 配信

ドラマ 速報

井手上漠コメント


――まずは、原作を読まれた時の印象と、実写化する上で楽しみな部分をお聞かせください。

私自身、BL作品が大好きなので、原作を読ませていただき、とてものめり込んでしまいました。“もし地球に終わりが来るなら?”という設定は、多くの皆さまが一度は想像したことがあるのではないかと思います。実際にストーリーの中に入ることで、その過程やそれぞれの気持ちの変化を、すごく考えさせられました。今回、私はめぐるとまどかの二役を演じさせていただきました。顔は瓜二つですが、性格は全く違っている二人の違いをぜひ楽しんでいただければと思います。

――演じられる「嘉神めぐる・嘉神まどか」の印象は? 一人二役は難しい役どころだったかと思いますが、それぞれのどのような部分を特に表現しようと思われたかもお聞かせください。

めぐるの印象はとても姉思いで、自分と似た部分が多く、近い感覚がありました。好きなように生きようと決意しているところや、人を信じて友情を超えた何かを得ためぐるからは、演じていても共感する部分や勇気をもらう場面がたくさんありました。

まどかの印象は、表と裏の顔にギャップがあります。仕事熱心ですが、人には言えない悩みを抱えていて常に辛そう。サバサバしてるけど実は弱さを見せたくないのかなという印象でした。そんな二人は、原作でも両親が間違えるほど外見が似ているのですが、めぐる、まどか、それぞれのしぐさなど変化を出すように意識しました。

――特に富本惣昭さんとのシーンが多かったと思いますが、共演された富本さんの印象と、広瀬遊馬の魅力を教えてください。

富本さんが現場に入られると場が明るくなるような存在でした。常に明るく元気で、パワーをもらえましたし、現場に関わる皆さん全員の名前と名字を覚えていて感動しました。一度話すとみんなを虜にしてしまう魅力はとても尊敬しています。遊馬くんはとてもピュアでまっすぐな子です。めぐるからしてみると守ってあげたくなる、そんな存在でした。まっすぐで真剣な愛を持っているところはキュンとするポイントだと思います。真剣すぎてつい「かわいい」と思わせられてしまうところは、遊馬くんの魅力の一つだと思います。

――撮影時の出来事で、驚いたことやうれしかったことなど、印象的だったことはありますか?

私は小さい頃から女の子に囲まれて育ち、青春時代も女の子たちと過ごすことが多かったのですが、本作は男性キャストだけでしたので、空き時間などは男子の青春を初めて経験できたような気がしてすごく新鮮でした。現場に入る度に、こういう青春もしてみたかったなと思わせてくれる。そんな友情に満ちた撮影現場でした。また、三木監督、森監督にはさまざまなことを教えていただき感謝しています。

――地球滅亡までの間、めぐるはある変装をしていましたが、何かの姿に変身できるとしたら、どんな変身をしたいですか?

背が高いイケメンの高校生! 背は急に伸びないですけどね笑

――最後に視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

この作品をご覧になる皆さまにとっても、新鮮な青春を味わっていただける作品になっていると思いますし、BLならではの真澄と律の美しい描写は見どころだと思います。地球が終わってしまうという状況の中でこそ気付く、それぞれが自分の心に向き合い素直になってお互いを思う姿にとても心があたかかくなる場面もあります。2023年のはじまりに皆さんに新たな愛と友情をお届けします! ぜひご覧ください。