M役ですが、原作の福田先生ともご相談をさせていただき、雨宮さんにお願いしたいとなりまして、オファーをさせていただきました。一度、大陽演じる竜星涼さんと読み合わせをさせていただいたのですが、クールさと若干の怖さを伴う愛情を完璧に表現してくださっており、とても面白い掛け合いになっておりますのでぜひご期待ください! また、ポスターは新しい年の爽やかさと、再び人々が前向きに立ち上がることを意識してデザインしていただきました。男性だけのポスターも珍しいかと思いますが(笑)、とてもカッコイイ仕上がりとなりましたので、ぜひチェックしてみてください!
三星大陽(竜星涼)は、“人間投資家”として、会社組織で上手くいかない人や生きづらさを抱えている人たちに、「スタートアップ(起業)しよう!」と声を掛けては彼らの持つ可能性を見いだしてきた男だ。そんな大陽は、実は財閥系大企業「三ツ星重工」前会長の次男坊だった。「三ツ星重工」は現在、大陽の兄・大海(小泉孝太郎)が代表取締役社長を務め、先代の頃からの副社長である叔父の義知(反町隆史)と共に会社を支えていた。大海は、社長就任後すぐに大規模なリストラなどの社内改革を断行し、巨額負債を返済して「三ツ星重工」をよみがえらせていた。
ある日、大陽は、ゲーム会社「ハイパースティック」の社長・小野田虎魂(吉野北人)らと一緒にクラブで飲んでいた。虎魂は、中卒で前科持ちという過去があったが、大陽からの出資でスマホ向けゲームアプリを開発し、若くして成功した起業家だった。その店で大陽は、林田利光(小手伸也)という中年男に出会う。かつて、メガバンク「みその銀行」の融資部門次長だった林田は、あることがきっかけで左遷され、子会社「リリーフ保険」に出向させられていた。銀行員時代の古い名刺を使ってホステス相手に自慢話をしている林田に興味を抱いた大陽は、「起業家と銀行のマッチメーカーとして起業しないか?」と声を掛ける。