DMM TVで12月17日(土)夜9時より配信開始する「自称声優」は、杉田智和と岡本信彦という人気声優2人が、「自由気ままに楽しむ様子をお届けする」をコンセプトに様々な企画にチャレンジする番組。杉田は自身のマネジメントや「よろず屋事業」を手掛ける株式会社AGRSの社長を務めており、岡本も2022年1月に声優事務所ラクーンドッグを立ち上げ代表取締役となったという共通点もある。そんな2人による番組は、いったいどんなものになるのだろうか。2人の出会いや互いへの印象、番組の展望を聞いた。声優の出演する動画コンテンツが飽和状態の今、「よくある声優コンテンツにならないように」と語る2人が目指すものとは。
――まずはお2人の出会いから教えていただけますでしょうか。
岡本信彦 僕がデビューした「追憶のキスを君は奪う」(2006年)というBLCDのメインキャラを杉田さんがやられていたのが出会いです。声優さんの声の響きのすごさを感じましたね。それまで養成所では、マイクに向けてレーザービームのように声を飛ばすと習っていたんですが、実際はスタジオ全体に響き渡っていて。あと、その当時杉田さんが水に何かの粉を溶いて飲んでいたのを見て、「声優さんはそうやって喉を大切にするんだ!」と思いました。
杉田智和 あの粉はアミノ酸とクエン酸だから、筋肉の疲れをとるやつだよ(笑)。岡本さんと挨拶したときのことはよく覚えています。「かわいいね。これからBLの世界は君のようなかわいい子の需要がどんどん増えるから、しっかり声優を続けようね」と言いました。新しい共演者が出てきてうれしかったです。よく競争相手という言い方をしますけど、個人的には一緒に作品を作り上げる仲間としての意識のほうが大事だと思っているので。有望な新人が出てきたから、長く一緒にいられるといいなと思っていたら、こうして今でも一緒に仕事をできているのはうれしいですね。
――今回、お2人での番組はどのような経緯で?
岡本 最初にDMMさんから番組のお話を頂いた際に、どなたか(相手役が)いませんか?ということで、杉田さんにSOSサインを出したら、快く受けてくださってうれしかったです。1人じゃなく2人だからこそ、そして杉田さんだからこそ見せられる空気感がある。新人の頃からお世話になっているということもあって、話しやすいです。
杉田 岡本さんは僕自身が昔どうしようもなかった頃に、支えてくれたり笑いかけてくれた子でしたから。そんな岡本さんが若くして社長をやるということで、何か返せないかなと思っていたんです。そんなときに、いつもお世話になっているDMMさんからお話が来たということで…どうお世話になっているのかは言いませんけど(笑)。
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