――「強行犯係 樋口顕」が「機捜235」とコラボするという新たな試みですが、その話を聞いた時のご心境をお聞かせください。
いよいよ来たな、というのが初めて話を伺った時の思いです。原作がどちらも今野敏先生ですし、「機捜235」で樋口の話が出てきたこともあるので、いつ「機捜235」に樋口が現れてもいいなと思っていました。楽しい現場になるだろうなと思っていたので、楽しみがまたひとつ増えるぞ、というのが一番最初の印象です。
――台本を読んだ感想や、意気込みを教えてください。
樋口を好きで見てくださる方も多いので、なるべく樋口のイメージを変えないように登場したいとは思いますが、今回は機捜のシマさんが主演ですので、そこにどういう風に参加していこうかな、というのは丁寧に考えたいと思っています。
これまでも「記憶捜査」に出させていただいたり、他局でも自分が演じるキャラクターのまま他のドラマのワンシーンに出演する、ということはありましたが、今回のようにがっつり1クールにわたってコラボするのは初めてなので何が正解かまだ分からない部分もあります。
台本は「コンビ感」を強くしているイメージもあったり、一方で二人が「VS(バーサス)」に見えたり、いろいろな工夫がなされています。
そこは監督と梅雀さんと少しずつどういうコンビにしていくのか考えながら、一番面白いもの、そしてできれば「見たことないわ!」「あ、こんなコンビもあるのか」という風にしていきたいと思っています。鋭意、今頭の中で模索中です。
――視聴者の皆さまへメッセージをお願いいたします。
「機捜×樋口=大きい結果」になりたいので、できれば二つ並んだというだけではなくて、かけ合わせるとこんな風になるのか、というように予想不能なところにいければいいなと思っています。
それぞれのファンがいらっしゃるので、そこもきちんと保ちながら、機捜ファンは樋口のほうへ、樋口のファンは機捜の方へ、という新しい流れが生まれるといいなと思います。
梅雀さんとは同い年で仲良しなので、きっと良い空気感でやれると思います。そこはお客さんにも伝わると思っていますし期待してほしいです。僕たち自身も期待していますし、楽しみたいと思っています。