――コントと漫才で、得意なのはどちらですか?
加納:どっちもむっちゃ大変ですけど。でもまあ下手なんは、コントじゃないですかね? やってるつもりではあるけど、演技できてないんで。見る人が見たら、「ちゃんちゃらおかしいぜ」って感じなんじゃないですかね。そう言ったら漫才の方がある程度さまになってる気がしますね。ただまぁ、作る方の難しさで言ったらどっちもむずいです。
――DVD収録のネタの見どころはどこでしょうか?
加納:映像は全部、時間かけているので見てほしいところですね。「ナインセカンド」は映像とコントのリンクになっていて、作家が頑張ったので見たってほしいです。
――ネタの中で、作りやすかったものはありますか?
加納:「進路相談」は、割と設定もオーソドックスで、なおかつせりふが思ってること言っちゃえみたいな感じなので、やりやすかったですかね。そんな“勝負ネタ”ではないけど、いいアクセントになったかなと思います。
――「進路相談」の中のせりふには、女性芸人に対しての文句もありますが、ご自身が女性芸人ということに何か苦労を感じる点がありますか?
加納:今の時代でいえば大得(おおとく)じゃないですかね? 10年前やったらまた違かったかもしれないですけど。土壌もできてるし、受け皿も広いし。今はもう頑張れば(テレビや舞台に)出られるみたいな。出られへんのは自分のせいぐらいのところまできてますよね。
そういう時代だからこそ、「甘えんなよ!」というアンチテーゼの意味でこのネタを作りました。
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