12月18日、Paraviオリジナルドラマ「ギルガメッシュFIGHT」(12月24日(土)深夜1:15〜、Paraviで独占配信)の制作記者会見が行われた。同ドラマに出演した藤原季節、大東駿介、出口亜梨沙、真島なおみ、杉本愛莉鈴、安東弘樹が出席し、収録時のエピソードや役作りについて語る場面があった。また、会見後半には“宣伝大使・ギルガメファイター”を務めるイジリー岡田、「ギルガメッシュないと」(1991年-1998年、テレビ東京系)に出演していた岩本恭生、細川ふみえも登壇し、当時を振り返った。
本作は、90年代に放送されていた、伝説の深夜番組「ギルガメッシュないと」から着想を得たドラマ。1991年10月、テレビ東洋プロデューサー・栗田(大東)は女性も見られる情報番組として「ギルガメッシュFIGHT」をスタートさせるが、内容が下品で数字もまったくとれていない。打ち切りが迫る中、ある場所で偶然見つけたテレビ東洋ディレクター・加藤(藤原)をスカウトし、一か八か、演出に抜擢する。
会見冒頭、番組のスポット映像が流れ、その感想を尋ねられた藤原は「当時のギルガメファンの方がものすごいいらっしゃるんだなっていうのが反響でとってもよくわかるんですけど、その中で、今の時代にギルガメをドラマ化しても守りに入っちゃうんじゃないかっていう声が多々見受けられたんです。でも、そこは安心してください。『ギルガメッシュFIGHT』はギリギリを狙っていきます」と語った。
同じ質問に対して、大東は「(収録時を)思い出しますね。撮影期間はそんなに長くなかったんですけど、不思議とみんなが謎の熱気に包まれていって。実際にこのドラマに関わっているスタッフさんにも、当時ギルガメに関わっていた、もしくはその周りにいた方がたくさんいらっしゃって、当時のお話を聞いていると僕らも自然と高揚していって、他の作品とは違う熱量を持って挑めました」と振り返った。
また今回演じた中で共感できたことは何かという質問に、大東は自身の中に「プロデューサーの熱を感じた」というエピソードを披露。「ドラマの中で『ランジェリー歌謡祭』という企画があるんですけど、そこで歌うはずだった子が一人、体調不良で来れなくなったんですね。そしたら(自分の中で)スイッチが入ってしまって。当初の予定ではないんですけど、別のシーンで少し出てくれた女の子がすごいいいアドリブをしてくれてたんですよ。この子に歌ってもらえるんちゃうかなって思って、プロデューサーとディレクターに僕、頭下げに行って。20分でいいから僕に時間くださいって。
それでその子の所に行って、この曲を覚えてくれって言って。もう場は整ってて、プロデューサーとディレクターは俺が説得するから、20分1本勝負で歌ってって言ったら、その子が『20分で覚えます』って言ったんですよ。俺それにちょっと興奮してもうて。その勢いでカンペも書いてもらって、結果、当初撮影予定にない歌唱シーンを撮ってもらいました」。
このエピソードに藤原も「熱かったですね。現場もすごい熱気に包まれて、自然と拍手をした」と振り返った。
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