そうかそうか、なるほどね。じゃあ、あれかな! "京都式"がいいんじゃない。
――京都式?
そう。京都の人ってさ、「お宅のお子さん、ピアノ上手になりましたね」っていう言葉で、「ピアノの音うるさいですよ」っていうことを間接的に伝えている、みたいなのよく聞くじゃん?
――嫌味じゃないですけど、裏の意味があるみたいな?
うん! だからそういうやり方で、彼女に「最近ゲップとおなら上手になりましたね」って言えば、「ゲップとおならうるさいんだな…」って気づくんじゃない?
――まぁ、気づくというか…どういう意味?ってなんないですかね。
何回か言えば、「気をつけなきゃな」っていう気持ちにはなると思うよ?
――なりますか。
うん。あとはそうだね。小料理屋とかで、「ぶぶ漬けいかがどす?」って言われたら、「もうそろそろ帰ってほしい」とか、「もうこの会は終わりにしよう」みたいな意味ってよく聞くから、彼女がゲップとかオナラをしたら「ぶぶ漬けいかがどす?」って言えば、彼女は「そろそろゲップとおなら終わりにしなきゃな」っていう気持ちになるんじゃない?
――なりますかね? ぶぶ漬けを知っていたらなるかもしれないですけど。
それも毎回やってたら、だんだん気づくんじゃないかな。
――なるほど。
まあ、それも直接言いづらいっていうのがあるんだったら、管理会社を通して、「他の住人から『ぶぶ漬けいかがどす?』って言われていますよ」って言ってもらえば、彼女に間接的に伝わるからいいんじゃないかな。
――だいぶ間接的な感じはしますけどね。
うんー。
――管理会社を通して、「ぶぶ漬けいかがどす?」と聞いてもらう…。それで解決すればいいんですけどね。
それができないんだったら、別れたらいいんじゃない?
――極端ですね。
結局さぁ、相談の文章に書いてたけどさ。「一応好き」みたいな。
――はい。
それぐらいの彼女なんだから、嫌だったら別れてもいいんじゃない?
――なるほど…。確かにその表現は引っかかりましたね。
うん。
――今回もありがとうございました!
〈#5につづく〉
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