畠中祐、中学生のルパン役に「第一声でルパンになれるかなれないかが決まる緊張があった」とアフレコ初日を振り返る

2022/12/24 07:10 配信

アニメ 会見

「LUPIN ZERO」プレミア上映会に登壇した武内駿輔、畠中祐、行成とあ(写真左から)※ザテレビジョン撮影

モンキー・パンチの原作漫画「ルパン三世」連載当初と同じ1960年代を舞台に、まだ何者でもない少年の“ルパン”が高度経済成長期の日本を駆け巡る、懐かしくも新しいスピンオフアニメ「LUPIN ZERO」が動画配信サービス・DMM TVで独占配信中。本作のプレミア上映会が12月23日に都内で行われ、中学生のルパンを演じた畠中祐、後の相棒となる次元役の武内駿輔、ルパンを取り巻く登場人物の一人・しのぶ役の行成とあが登壇した。

まだ何者でもない「少年ルパン」と悪党とのスリルある対決や、父親であるルパン二世や祖父のルパン一世との因縁、のちの相棒・次元との出会いなど、原作でも描かれている「少年ルパン」編からヒントを得たオリジナルストーリーとなっている本作。この日は第1話「少年ルパン、狼に出会う」、第2話「列車で秘宝に食らいつけ」、第3話「一世の孫、跡目を競う」が上映された後に舞台あいさつが行われた。

テストの段階では60点くらいのルパン


畠中は「ルパンをPART1から見てる人もいるから、その人たちから『わぁ、ルパンだ!』って言ってもらえたのがうれしかったですね」と高評価に笑顔。武内も「老若男女問わず、僕と同世代の人でも昔の作品を振り返って見ていて好きとか、そういう方から反応をいただけたのはうれしいというより、一安心が先にきちゃいましたね」と、名作に臨むにあたり緊張していたことを打ち明けた。

一方、「ルパンが好きすぎて、兄貴からLINEが届いた」と明かしたのは行成。「本当に好きなことは知っているから、『お前出るってどういうことだ?』って。『好きを通り越して出るんだね、頑張って良かったね』って一番おめでとうと言ってくれた人だと思いますね」と、出演が決まった際の兄とのエピソードを披露した。

また、畠中はアフレコ収録の初日について「ルパンとしての一言目はスタジオもすごい空気で、この第一声で自分がルパンになれるかなれないかが決まるという緊張があった」と振り返り、「テストの段階では60点くらいのルパンしか出なくてヘコんだ」と反省。

しかし、武内から「祐の声を聴いたときに『これはいけるかも』と思った」と絶賛され、行成からも「第一声を聴いて『ルパンだ』と思った」と太鼓判を押されると、畠中は「ありがてえ~! 収録中にもそう言ってもらえて、ちょっと泣きそうな自分がいた」と感激していた。

さらに、配信が控える第4話について畠中は「監督がルパンを愛し過ぎている“変態”なのでアドリブ合戦です。台本もアドリブせりふを書き込んで真っ黒になりました」と面白さを保証していた。

男性陣がクリスマスに盗みたいもの


ほか、男性陣には「クリスマスに盗みたいものは?」というお題が。これに武内は「それはもう“皆さんの心”ですよ!」と決めると、畠中に「次はなんて言うの? ハートとかダメだよ。それはもう僕が言ったから」などとプレッシャー。

思い悩んだ挙句、畠中はルパンの声色で「洋子ちゃ~ん!」とルパンが惚れる美女シンガー・洋子の名前を絶叫して「クリスマスはやっぱり美女がいい!」と会場を盛り上げていた。

最後に、行成は「今日は我らのルパン愛と仲の良さが伝わったはず。最後まで作品をご覧いただき、ルパンを愛し続けてください!」、武内は「シチュエーションを問わず、日常に寄り添ってくれるのがルパンの魅力。今回もそんな日常を彩ることの出来る作品になりました」、畠中が「僕はこの作品で改めてルパンと出会えた気がします。やはりルパンは魅力的! ポテンシャルの高い作品になりました。ルパンを知らない世代にもどんどん広めてほしいです」とあいさつし、イベントを締めくくった。