桜田通「怒りが原動力になることが多い」役柄との共通点を明かす

2022/12/23 23:01 配信

ドラマ 会見

桜田通撮影=山田健史

俳優の桜田通が12月23日、都内にて開催されたNetflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン2配信記念イベントに、山崎賢人、土屋太鳳三吉彩花朝比奈彩恒松祐里磯村勇斗青柳翔仲里依紗佐藤信介監督と共に出席。演じた役柄を分析しつつ、「怒りが原動力になることが多い」と自らとの共通点を明かした。

「今際の国のアリス」とは

今際の国のアリス」は、人生に夢や生き甲斐を見出せず曖昧に生きてきたアリスと、どんな苦境でも「生きる意味」を探し続けるウサギが、突然放り込まれた謎の世界“今際の国”で共に信頼を築き、「生き延びる」ために理不尽な現実に挑む姿を壮大なスケールで描く、Netflixオリジナルシリーズ。2020年12月に配信されるやいなや、日本国内のみならず世界中を熱狂させ、世界70カ国以上でTOP10入りした。

桜田、自身が演じたニラギについて語る「基本的に運動量が多いシーンばかり」

「シーズン2は僕が演じていたシーンが、基本的に運動量が多いシーンばかり」と撮影を振り返る桜田。桜田の演じたニラギが、シーズン2で満身創痍な状態であったことを明かし、「体はつらい状態なのに運動量が多いシーンを演じていくということのリアリティだったり、考え方みたいなものは少し苦労した」と表現の難しさを口にした。

また、ニラギについて「僕が演じるニラギはとても良いとは言えないような感情を持っていて。でもそれはニラギなりの過去の苦しみだったり、怒りみたいなもの、やるせなさみたいなものを持っている状態だからこそ、(劇中の)その世界に存在できていると思っていて」と分析。

続けて「やっぱりどっちつかずの軽い気持ちで過ごしているよりは、マイナスだったり負の感情だとしても、それを強く持って『俺は何が何でも生き残ってやろう』と思えるニラギの、僕から見てもすべてが正しいとは思えないけど、そのニラギだからこそ、そのエネルギーがすごく強力なものになって、今際の国で生きていけるのは、ニラギの一個の強さかなと思っていて」と持論を展開。

さらに自身をニラギに重ね、「僕も何かをやったり行動を起こしたりする時の感情は『幸せだから頑張ろう』というよりも、すごくむかつくことがあったとか、怒りが原動力になることが多いなと思っているので、そういう意味では、ニラギの苦しみだったり、自分が虐げられてきたものに対して『俺はもっとやるんだ』っていうモチベーションの持ち方みたいなものは、少しだけ似ているのかなと思いました」と語っていた。

※山崎賢人の崎は正しくは「たつさき」

Netflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン1〜2:Netflixにて独占配信中。
(C)麻生羽呂・小学館/ROBOT
原作:麻生羽呂「今際の国のアリス」(小学館「少年サンデーコミックス」刊)

◆取材・文=山田健史