2022年に大ブレイク 韓国の“最旬”俳優ソン・ソックとは?異色の経歴も紹介

2022/12/29 11:10 配信

ドラマ レビュー

ソン・ソックが演じるオ・スンフン(「カジノ」より)(C)2022 Disney and its related entities

12月21日より配信開始となったドラマ「カジノ」(ディズニープラス スター)は、映画「オールドボーイ」「シュリ」などで有名な名優・チェ・ミンシクの約25年ぶりのドラマ復帰作として話題だ。だがそれ以上に韓国ドラマ好きの女性たちのテンションを上げているのが、ソン・ソックの出演。2022年「私の解放日誌」で一気に女性の心を鷲掴んだ現在39歳の彼は、30歳を過ぎてからのデビューで、それまでの経歴も超ユニーク。今注目しておくべき彼の魅力に迫ってみたい。(以下、ネタバレを含みます)

フィリピンの警察に赴任するオ・スンフン役


「カジノ」は、お金もコネも無いながらもフィリピンでカジノ王になったチャ・ムシク(チェ・ミンシク)が、殺人事件に巻き込まれて全てを失い、一転、人生の崖っぷちに追い込まれた後、命がけの最後の賭けを始めることになるストーリー。初週に第1話~第3話が配信され、以降毎週水曜日に1話ずつ追加、全8話で構成される。シーズン2も2023年に配信予定だ。

ソン・ソックが演じる“オ・スンフン”は、韓国で本庁外事課でデスクジョブをしていたが、犯罪率が上がるフィリピンに初代韓国人デスクとして派遣される警官。

最優秀警察官賞を2度も受賞したエリートだが、特に捜査能力が優れているわけでも身体能力が高いわけでもない。とても平凡な会社員のような心持ちで警官生活を送っていたしていた人物だ。そんな彼がたった1人で慣れない異国に投げ込まれ、孤軍奮闘しながら成長していく。

スーパーコップではない平凡な警官

「カジノ」より(C)2022 Disney and its related entities


スンフンは、当初はスーパーコップのような警官として描かれていたんだそう。しかし、監督と相談しながら、視聴者が共感できるように現実的なキャラクターに変えたんだとか。ソックは「そんな設定なら上手く自然に演じられそうだと思いました。なぜなら、僕も今、それなりに覚醒して成長しているところだから」と説明した。

撮影で一番大変だったのは、「スンフンのセリフの70%が英語だった事」。留学経験もあり、外国生活が長かった彼でも苦労したようだ。また、フィリピンが暑すぎて、1時間もすれば汗ですべて洗い流されてしまう為、最初からすっぴんで撮影したとも語っていた。