NGT48、2022年で「グループが前に進んだ」 初ツアーを経てグループの実力を再認識

奈良未遥&真下華穂はSHOWROOM選抜


――「渡り鳥たちに空は見えない」のカップリング曲「やさしさの重さ」は、「SHOWROOM選抜」のメンバーによる楽曲です。奈良さんが1位でしたね。

奈良:SHOWROOMのイベントには久しぶりに参加させていただいたんですが、ファンの皆さんの日ごろの大切な時間をいただくことにもなるので、一致団結しながら、毎日ずっと一緒にいるような感覚でした。付き合っていただいた皆さんは大変だったと思いますが、団結力を感じられたし、応援してくださる皆さんが、こんなにいてくれるんだなと改めて感じられる機会になりました。

――1位になるために工夫したことはありますか?

奈良:数字で結果が出るわけですが、数字のプレッシャーに潰されないように、楽しむことを一番大事にしました。「この時間は何をする」とガチガチに決めるのではなく、皆さんと楽しみながらコミュニケーションを取るということ徹底していました。

結果が分かるまでは、本当にドキドキでしたが、1位と分かった時に一緒に配信期間を頑張ったメンバーが「おめでとう」と連絡をくれたり、家族や他の周りの人もお祝いしてくれて。何よりもファンの方が自分のことのように喜んでくれたことが幸せだなと思いました。

――真下さんもSHOWROOM選抜メンバーとなりました。

真下:私はSHOWROOM配信のように自分一人で画面に向かって話し続けることは苦手だったんですが、今回は長い時間配信をしたことで、SHOWROOMでのファンの人とのコミュニケーションの取り方をつかめたので、楽しく配信することができました。私は「キャベツを1000回切ってみる」という配信を30分の枠でやったんですけど、用意したキャベツが小さくなりすぎちゃって1000回切りきれなかったんですよ(笑)。楽しんでもらえるような企画を考えながらやったのも良い思い出になりました。


柴野夕葵&杉本萌が3期生楽曲の印象を語る


――3期生楽曲「キスをちょうだい」も収録されますが、柴野さん、杉本さんはどう感じましたか?

柴野:タイトルを初めて見た時には、セクシーな感じの曲なのかなと思ったんですが、実際に歌ってみると明るい感じというか、歌詞がすごくキラキラしていて、セクシーというよりフレッシュな感じの曲調だったので、私たちにも表現しやすかったのかなと思います。

杉本:私は歌詞を読んだ時に大人っぽい内容だなと思いました。でも、歌詞のちょっとしたニュアンス、例えば「キスをちょうだい」じゃなくて「ちょっとキスをちょうだい」というように、ういういしさが出ているなって。今の私たち3期生にぴったりな曲をいただけたな、とすごくうれしかったです。

――先輩メンバーの皆さんから見た3期生はどんな印象ですか?

本間:二人(真下と佐藤)にとっては、初めての後輩だけど、どう?

佐藤:自分が加入した頃と比べるとみんな肝が座っているなと思います。私は高校生の時に加入させていただいたんですが、もうちょっと慌ただしいというか、もっといっぱいいっぱいでした。3期生のみんなは落ち着いていて、自分が今、何をやらなきゃいけないかということをちゃんと考えて行動しているんじゃないかなというふうに見えます。

真下:今までのメンバーは結構わちゃわちゃするタイプのメンバーが多い印象なんですが、3期生はどちらかというと大人しい子が多い気がします。まだ見せていない面があるだけなのかもしれないけど、「これが現代の若い子なんだ」っていう感じがします。

奈良:分かる。例えば、私たちだったら「1998年生まれ」というように、4桁の数字を言っていたんですが、今は「00世代」というように呼び方が違うんです。

杉本:たしかに、私は2005年生まれなので「05line」と呼んだりしますね。