――グループにとっての現在の目標はどんなことでしょうか?
本間:シングルをたくさん売る(笑)。
――直近の目標ですね(笑)。
奈良:ですね。一歩一歩、目の前のことをとにかく全力でみんなで頑張ることが大切かなと思います。
佐藤:最近、先輩方や同期が卒業していきましたが、私がNGT48を好きになったきっかけは先輩メンバーの皆さんだったので、どんどんグループが変化していっているなと感じているんです。そんな中で、自分が何をしたらいいのかすごく悩む一年でもありました。
そこへ後輩メンバーが入ってきて。私は先輩方に優しくしていただいたり、うまくいかない時に話を聞いていただいたりして、先輩として後輩にどうしたらいいかをたくさん学ばせていただいたので、新しく入ってきたくれた後輩に、先輩としてたくましい姿を見せられたらいいなと思いました。
本間:ツアーができたことで、今の自分たちの実力だったり、ファンの方の盛り上がり方をすごく客観的に見るきっかけになったなと思っているんです。今年は初めてできたことも多かったし、グループにとって大きな出来事はたくさんあったんですが、ここからさらにグループが大きくなっていくために、来年はファンの方を一人でも増やせるように、それぞれが頑張っていく期間なのかなと思います。
――3期生のお二人はNGT48の二年生になります。
杉本:今年は全てのことが初めてで、慣れること、こなすことに精いっぱいだったんですが、これからはやったことのある活動をさせていただくことが増えてくると思うので、一つ一つのお仕事をより心を込めて丁寧に活動していきたいなと思います。そうすることで、少しでもNGT48に貢献できるメンバーに成長していくような年にしたいです。
柴野:私はまだ緊張する場面がたくさんあるんですが、先輩方は私たちのお手本になってくださいますし、アドバイスもたくさんくださるので、それをちゃんと吸収して結果を出せるように、もっともっとレベルアップしていけるような年にしたいと思っています。
――せっかくの機会なので、先輩メンバーに聞いてみたいことはないですか?
杉本:どうしたらファンの方により喜んでいただけると思いますか?
本間:私は、ファンの方とすごく距離が近いことが48グループの特徴だと思う。配信でもSNSでも、いっぱいコミュニケーションを取れるから、私はファンの人を“一番理解のある友達”だと思っている。だから、喜んでもらったり、みんなのことをワクワクさせたいなという気持ちを常に持っていれば、悩んだ時には相談したりすることがあっても良いんじゃないかな。
家族とか友達とかとはまた違った、大切な存在がファンの方々。私の感覚では“同志”というか。“応援してくれる人”という以上に、“一緒に夢に向かってくれる人”。その過程を一緒に楽しんでくれる人というような位置付けだから、私がうれしいことはすぐに共有したいし、私がつらくて悔しかったりする時にも、すぐに共有したいと思ってる。
奈良:同志って言葉が一番しっくりくるかもしれない。
――ファンの方って、皆さんとは世代の違う方も多いと思うんです。そういう方々を同志と思えるまでに、はじめは緊張してしまうようなことはありませんでしたか?
奈良:この世界のお仕事をしていなかったら、こんなに会話することはないかもしれないような年代の方もいらっしゃるし、ファンの方の年代は幅広いです。だからお互いに少しずつ時間かけて信頼し合って、日陽が言っていた同志のような存在になっていくんだと思います。
本間:ファンの人にとっても、友達同士でもそうなように、合うアイドル、合わないアイドルってあると思うんです。だから、最初は自分のことを知ってもらうことが一番なのかなと思います。そういう過程で好きなものに共感してもらえたり、自分が頑張りたいことを応援してくれたりする人が出てくるんじゃないかな。
奈良:ファンの方って、私たちの目標を自分の目標かというくらいに一緒に突き進んでくれるし、背中を押してくれるし、支えてくれるし、手を引っ張ってくれるんです。友達とか家族とはまた別枠の、本当に特別な存在になってくる。それは、ちょっとずつ時間をかけながら分かってくるんじゃないかなと思います。