鈴木亜美と後藤真希が、12月25日に一夜限りのスペシャルライブ「鈴木亜美 後藤真希 X’mas Live ＆ Talk 2022」を都内で開催。そんな二人の貴重な初コラボレーションが実現したスペシャルライブの開演直前に、囲み取材が行われた。
共にオーディション番組「ASAYAN」(テレビ東京系)出身だが、コラボパフォーマンスは今回が初めて。鈴木は2022年2月に40歳を記念したバースデーライブを成功させ、8月には第3子を出産。今回が産後初のライブでの歌唱パフォーマンスとなる。
後藤は2022年9月まで大阪、名古屋、東京を回るツアーを開催。Amazon Prime Videoの番組「ザ・マスクド・シンガー2」で優勝したり、12月23日の「Mステ ウルトラ SUPER LIVE」での歌唱パフォーマンスが話題になるなど、精力的に活動を行っている。
本番直前の心境を聞かれると、鈴木は「準備を含めて、時間は結構あったんですけど、あっという間に過ぎてしまいました。今日はお互いに楽しくやれたらいいかなって思っています」とコメント。
後藤は「二人でライブをやると決まった時、驚きました。今日見に来てくださってる亜美ちゃんファンも私のファンも同じぐらいの世代で、もしかしたら両方応援してたという方もいらっしゃるんじゃないかな。そういう方にとって今日はとても熱い日になると思いますので、今日が良い日になればいいなって思っています」と笑顔を見せた。
また、コラボをするにあたり、鈴木は「二人でコラボする曲があるので、当時のモーニング娘。の頃の真希ちゃんの動画をたくさん見て研究しました」と明かし、「私の方が1年ぐらいデビューが早いんですけど、真希ちゃんが出てきた時、『新しいスタイルのアイドルが出てきたな』って思いましたし、時代が変わる瞬間を見ました。オーディションで『BE TOGETHER』を歌っているのを見て、私はすぐに真希ちゃん推しになりました(笑)」とデビュー当時の後藤の印象も語る。
後藤は「私自身、このライブのために頑張らなきゃいけないことはたくさんあったんですけど、大変だったというよりも、『亜美ちゃんのライブを見たい！』という気持ちが強かったので準備期間も楽しかったですね」と答えた。
囲み取材にはライブの衣装で登場した二人。衣装のこだわりとポイントを聞かれると、鈴木は「私はシャンパンゴールドが好きなので、クリスマスっぽい感じになっています(笑)」と、後藤は「私は亜美ちゃんを食べてしまいそうなヴァンパイア的な雰囲気になってますけど(笑)、亜美ちゃんとは正反対の雰囲気をイメージしてこの衣装になりました」と、それぞれの個性が出た衣装を披露。
さらに、2022年も残りわずかということで、今年を振り返りつつ、来年の目標も語ってくれた。鈴木は「今年は3人目の子供が産まれて、出産と仕事復帰と目まぐるしい一年だったので、来年は一つずつじっくりと向き合いながらやれる年になったらいいなと思っています」と語る。
一方、後藤は「私はファンの皆さんやメディアの方や一般視聴者の方にもテレビで見てもらえる機会がいただけたので、充実した一年になりました。『ザ・マスクド・シンガー2』で優勝した時は自信がつきましたし、いろいろ得るものがあったかなって思います。来年も今のペースを継続してやっていけたらと思っています。あとは体づくりしたいです！」と宣言した。
最後に、「コラボを今後もやってみたいですか？」という呼びかけに、鈴木は「共通点が多くて、時代や歴史も近いものがあるので、何でも一緒にやれるなって思いました。また機会があれば面白いことをやってみたいです！」と話すと、後藤も「亜美ちゃんといると末っ子気分を味わえるので、ぜひまた(笑)」と次のコラボを熱望した。
◆取材・文＝田中隆信