井頭愛海、“国民的美少女コンテスト”から10年…役者として躍進「すごく濃い10年だったと思います」

井頭愛海がインタビューに応じた撮影=大野代樹

俳優の井頭愛海が、2022年12月に都内で行われた「2023年オスカープロモーション新春晴れ着撮影会」に参加。今回はクラシックな赤黄色の配色が印象的な振り袖で登場した井頭に、デビュー10年を迎えた感想や、2022年を振り返って「ブラボー」だったことなどを語ってもらった。

「オスカープロモーション新春晴れ着撮影会」は、オスカープロモーションが毎年12月初旬に開催する、所属タレントが色とりどりの美しい晴れ着姿を披露する恒例イベント。2022年は井頭の他、小芝風花、高橋ひかる、本田望結宮本茉由井本彩花尾碕真花鶴嶋乃愛川口ゆりな玉田志織の10人が参加した。

好みのタイプなのでうれしいです

井頭愛海撮影=大野代樹


――晴れ着のお気に入りポイントを教えてください。

今回はちょっと古典的な柄のオレンジですが、好みのタイプなのでうれしいです。もともと赤系が好きなんですけど、赤も取り入れていただいているので、そちらもポイントになっております。

――確かに井頭さんといえば赤のイメージがありますね。

「赤が似合うね」って言っていただくことも多かったので、今回もお着物に赤が入れられて良かったです。

――普段着物を着ることがある?

今年はお着物を着る機会がとても多かったんです。舞台「るろうに剣心 京都編」では、毎日着ていましたし、まだ情報解禁になっていない作品でもお着物を着せていただく機会がありました。そして1年の最後にこんなにすてきなお着物を着せていただいて、いい締めくくりになったなと思います。

――締めくくりといえば、早いもので2022年にデビュー10年を迎えたんですよね。2012年の「第13回全日本国民的美少女コンテスト」審査員特別賞受賞から10年がたちましたか…。

本当にあっという間でした。気付いたら10年たっていたと言いますか、まだ5年目くらいの感覚なんですけど(笑)。これまで本当にいろんな経験をさせてもらって、すごく濃い10年だったと思います。

――なんとなく、まだ女子高生役が多いイメージもありますが(笑)。

そうなんですよ。“なんちゃって高校生”になってもうすぐ4年なんですけど、やらせていただけるならまだまだ全力で高校生役をやりたいです(笑)。

今までは高校生役の現場で自分が最年少ということも多かったんですけど、最近は年長組になってしまって、年下の方と演技をする機会も多くなってきたので、それは10年という月日を実感させられますね。

――年下の方とのコミュニケーションは円滑ですか?

どちらかと言えば最近仲良くさせていただいているのは、年下の方が多いんですよ。「あらあら、かわいいね~!」みたいな感じで、親心と言いますか、勝手にお姉ちゃん気分になってしまって(笑)。素直でピュアな方とお会いする機会が多いので、一緒にいるだけで心がきれいになる気がします。

皆さんのフレッシュさを吸収しながらお芝居ができるので、新しい発見もいっぱいありますし、やっていてすごく刺激をもらっていますね。

初のミュージカル作品は「貴重な経験」


――では、2022年を振り返って、自分で自分に「ブラボー」を贈りたい出来事は?

出た!(笑)

――「出た」とか言わないでください(笑)。

すいません(笑)。2022年はミュージカル「るろうに剣心 京都編」で、無事45公演できたことに対して「ブラボー」と言いたいです。コロナ禍になって、舞台に限らずいろんな作品が上演中止や延期になる機会が多いと思うんですけど、1回だけ止まったことはあったにせよ、誰も怪我することなく病気もせずに走り抜けられたので。これって本当に奇跡的なことですし、ブラボーだと思いますね。

――ミュージカル作品への初出演を経て、心境の変化はありましたか?

同じ方々と3カ月くらいほぼ毎日一緒に稽古して、同じ場所でお芝居をするという機会がなかったので、舞台はすごく奥が深いなと思いました。毎日同じ役でお芝居をしていても、1回1回その時々で違ったりしていて。そういう局面にぶち当たった時、経験豊富な先輩方にアドバイスを頂いたり、どうしているんだろうというのを間近で見たりして技を盗んでできたことは、自分の中ではすごく貴重な経験だったなと思います。