――前作はSNSなどを中心に話題になっていましたが、反響を知った際の心境はいかがでしたか?
素直にうれしかったです。みんなで作り上げた作品が私たちの手元を離れて広がってくれるというのは本当にうれしいことなので、現場のスタッフさんたちも喜んでいました。
何より、まさかTikTokでこんなに広まると思っていなかったですし、実際に動画を見た時に「なんてすさまじい編集能力なんだ」と驚きました。
賛否あるかもしれないけれど、ダイレクトに反応が返ってくるものを見られる時代なので、いろんな場所で意見が展開されて、作品が広がっていくのは楽しいなと思いました。
――実際に目にしたコメントの中で印象に残っているものはありますか?
第1、2話へのコメントは「尚くんひどい」というものが多かったのですが、驚いたものでいうと、10代の女の子たちが「結婚ってこういうことなのか」「長年付き合うとこういうことがあるんだ」とハウツー的な見方をしていたんです。
もちろん「必ずこうなるわけじゃないよ」と伝えたいのですが(笑)、大人の悩みや葛藤を知るきっかけになった、というコメントを見た時に「そういう感じ方をするんだな」と思ってびっくりしました。
――同世代の女性からは共感の意見が殺到しましたが、勉強になるというのは10代ならではの感想かもしれないですね。
やっぱり10代の恋愛と、30代前後の恋愛ってまたちょっと違うと思うんです。結婚を見据えて考える方はきっと増えてくるだろうし、(恋愛に対する)意識の違いはあるかもしれないですね。
――撮影中に大変だったことはありますか?
寒さですね…(笑)。衣装が薄かったんです、おしゃれってがまんなんです、本当に。(記者たちがうなずくのを見て)あっ、すごいうなずいてる…ですよね?
長野での撮影は中にどれだけ仕込めるかというのが勝負だったので、カイロを20枚以上貼っていて(笑)。「今日、日本で一番カイロを貼っている人間なんじゃないか」って現場で話していました。
――今作では何度かウエディングドレスを着用するシーンがあったかと思いますが、いかがでしたか?
今回、実際にあるウエディングショップにお世話になったのですが、本当に繊細で、それぞれ全部一からデザインされているんだと思うとすごくすてきだなと感動してしまって。
自分が(ウエディングドレスを)着るということは特別なことだと思いますし、たった一回の“特別”に懸ける思いっていうのは並々ならぬものがあるだろうなと思って、やっぱりすてきでした。
――作品の中だけでなく、前作の撮影期間から実際に半年が経過しましたが、自身が成長したなと感じる部分はありますか?
成長していたらいいんですけどね~(笑)。前作から半年の間にもドラマに出演させていただいていたのですが、そこで感じるものや、共演した方の空気感などに影響を受けて、自分のマインドも変わると思っています。
この半年の間に現場でたくさんの方にお会いして、刺激度でいうとすごくあったので、前作よりは成長していないといけないなとも思いますし、きっと成長しているはず!です。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)