――廣川さんと松田さんの写真集の感想も聞かせてください。廣川さんの「なちゅらる」はどうでしたか?
三品:「なちゅらる」は、出来た時にみんなで一緒に見たんです。「ウォー!」って声が出ました。第1弾でもありましたし、「こんな感じになるんだ」「こう来たか!」って感じでしたね。いつもより幼い感じに見えるカットが多かったかな。
小玉:うん、私もそう思いました。あどけない感じがありましたね。
――松田さんは?
小玉:奈々聖と違って、美里は大人っぽい写真が結構印象的だったので、「うわ! 大人っぽい! 艶っぽい!」って感じで、ハラハラドキドキしました(笑)。
三品:うん、ギャップがありました(笑)。
――「となりがいい」というタイトルも自己主張が強い感じで。
三品:これも美里らしい感じですね(笑)。美里にしか付けられないタイトルです。
――2022年を“4カ月連続ソロ写真集発売”という企画で締めましたが、ツアーがあったり、リリースがあったり、いろんな一年になりましたね。
小玉:2022年はわーすたが新体制になった“変化”の年でした。一つの仕事をするにも、一つのライブをするにもすごくドキドキしていて、やっと慣れてきたかなって思いますけど、ずっとドキドキしていました。一つ一つを“より慎重に、より大切に”という思いながら活動してきました。その中でも4人でツアーができたことが特に印象的でうれしかったです。ライブハウスが多かったので、近い距離で新たなわーすたを感じてもらえているのを実感できました。
――5人から4人の変化って、これまでの曲も含めて、フォーメーションとか歌割りとかが変わってくるので、覚えることもたくさんあったかと。
小玉:気をつけていないと、ぼーっとしていたら5人の時の動きをしちゃったりとかありました(笑)。7年って結構体に染み付いていて、4人のフォーメーションを入れるのに必死でした。
――次に向かう第一歩の年でしたからね。
三品:一人一人が「意識を高めていきたい」って思うことが増えていった年だったので、グループとしても一つ成長できたかなって思います。だからこそ、写真集が個々の個性を出すために伸び伸びできる機会になったなぁって。私も含めて、全員が自分の個性について改めて考えることもできたんじゃないかなって思います。
――個性も出しつつ、グループとしての結束力も固めて。
三品:はい、やることがいっぱいありましたけど充実した年でした。
――2023年、どんな年にしたいですか?
三品:自分がやりたいことがどんどん増えてきていて、それにつなげるために勉強とかもしているので、それが生かせるように、コソコソなんですけど(笑)、自分の力を蓄えたいなと思っています。好奇心旺盛なんで。
小玉:今回ソロ写真集を出してみて、まだまだ自分も知らない見せ方とか、新しい自分もたくさん発見できたので、研究して、もっといろんな自分を見せられたらいいなと思っています。個人としてだけじゃなくて、グループとしても新しい一面を見せていきたいので、みんなを飽きさせないようにいろんなことに挑戦したいです。
三品:2月22日(水)にシングル「すまん、犬。」のリリースも決まっていますので、2023年も頑張っていきたいと思います!
◆取材・文=田中隆信