コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、「心アツくなるサンタさんの話」をピックアップ。同作は偉流センイチさんによって描かれた、サンタさんと8歳児のアツいぶつかり合いが描かれた作品だ。
偉流センイチさんが12月24日にTwitterで投稿し、そのツイートには3万以上のいいねと共に、「おもちゃ壊れて泣くところはちゃんと8歳なんだ」「これは本当に心アツくなった…！」など多くの反響コメントが寄せられた。今回、偉流センイチさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについてを教えてもらった。
同作に登場する“バーツくん(8さい)”は、サンタさんを楽しみに眠る普通の子ども…ではなかった。そして「こわれないおもちゃがほしいです。」というバーツくんの手紙を確認するサンタさんも、背後にはやたらと筋肉質なガッチリとした腕…。作品では、サンタさんとバーツくんの“アツいバトル”が描かれる。
――「心アツくなるサンタさんの話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
普段、1話19Pほどの「真 MoMo太郎伝説」という続き物の漫画をTwitterに載せているのですが、ショート漫画が主流のTwitterでは、中々多くの人に読んでもらえない現状が続いていたので、季節物でサクッと読める漫画を描こうというのがきっかけでした。
――「心アツくなるサンタさんの話」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
やはり「筋肉」です。といっても、この漫画を描こうと思った時にはクリスマスが目前まで迫っていて時間が無かったので、かなり雑な感じになっちゃってますが…。
――「心アツくなるサンタさんの話」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
サンタさんがマッチョになった後の、『12月25日の為に蓄えていた「脂肪」を使い切ってしまったか。』です。
数時間のうちに世界中の子供達にプレゼントを配るというとんでもない激務をこなす必要があるサンタさんは、その運動量に見合うだけのエネルギーをその身体に溜め込んでいるからあの体型をしているのではないか、という仮説の元この漫画を描き始めたので。あと読んでくださった方の感想でも多い、最後のページの「光速」と書いて「ホンキ」と読ませている所ですね。
――「真 MoMo太郎伝説」や「真・浦島太郎伝説」など、子供時代を懐かしむような作品を多く描いていらっしゃいますが、理由があればお教えください。
小中学生の頃の、「友達に見せる為の方眼ノートに描いたラクガキ漫画」の延長線で今も漫画を描いているからですかね。実際、今描いている「真 MoMo太郎伝説」も元々は中学生の頃に描いていたラクガキ漫画が元なので。特にこだわって昔話モチーフを描いているわけでは無いです。
――今後の展望や目標をお教えください。
「真 MoMo太郎伝説」をちゃんと最後まで描き切りたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
これからも、心肺を動かす以外にやる事がない時にでも自分の漫画を読んでいただけたら有難き幸せです。
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