クウミと同じように骨つき肉を頬張ってエネルギーを得るという彼女に、“食”へのこだわりついても聞いてみた。
「私はチョコが好きなんですが、最近はチーズとかさつまいもも好きです。チョコは生チョコが一番好きで、お店に知らないチョコのお菓子があるとすぐに買っちゃうくらい好きだったりします。チーズは伸びるタイプのチーズが好きだったんですけど、実家に帰ったときに、キュウリとトマトにミニサイズのモッツアレラチーズがのったサラダを作ってくれて。それがあまりにもおいしくて、モッツアレラチーズにハマりました(笑)。さつまいもは特に干し芋を食べることが多いんですが、ほかほかの蒸したものも好きで。スーパーだけじゃなくて最近はコンビニでも売られていたりするのを見ると、すぐに買っちゃったりします」
中学3年生の頃に声優を志し、2019年に行われたオーデイションをきっかけに、古谷徹や野沢雅子、神谷浩史、田中真弓、沢城みゆきらを擁する青二プロダクションに所属することになった彼女にとって、食事の思い出は、何かを達成した日の記憶とも強く結びついているようだ。「心に残るおいしかったものは?」という質問に対しても、「親戚みんなで一緒に作るお餅です」という答えが返ってきた。
「コロナ禍前のお話なんですが、毎年お正月には、親戚みんなで集まってお餅つきをしていたんです。小さい頃はうまく丸められなかったりしたんですが、歳を重ねるにつれて『上手だね』って言ってもらえるようになってきたんです。それがすごくうれしくて、もっと上手に丸められるようにってたくさん練習していました(笑)。つきたてのお餅なので、熱かったり、手にひっついちゃったり大変でしたが、みんなで作り終わったあとで食べるお餅がとってもおいしくて、今でも忘れられません。それに、みんなで一緒にご飯を食べるってすごく幸せですよね。食べられなくてつらい思いをしてる人もいるので一概には言えないですけど、多くの生物にとっては必要不可欠で、共通して好きなことなんじゃないかと思います。少なくとも、私はおいしいものを食べて、『幸せ』という言葉を口にした回数も多いですし、食べることは笑顔になれる、幸せにしてくれる時間なのかなと思っています……話をしていたら、 お腹が空いてきますね。実家で作ってくれるお母さんのご飯が食べたくなりました(笑)」
(取材・文/永堀アツオ)
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)