欅坂46の主演ドラマ第2弾「残酷な観客達」(日本テレビ)はかなりの異色作! 教室に閉じ込められた少女たちがタブレットを通して観客(視聴ユーザー)から“いいね!”をもらうことで脱出を試みるという内容だ。その設定はもちろん、美少女ぞろいのメンバーが、毎週全力で変顔やものまねに挑む姿も話題になっている。
今回は、ドラマ撮影現場で直撃取材を敢行。グループきってのバラエティークイーン・織田奈那とマイペースな現役美大生・佐藤詩織が作品への思いを語ってくれた。
――今までにない設定のドラマですが、台本を読んだ際にどんなことを考えましたか?
佐藤詩織:映像になったらどうなるのかな?っていう思いはありました。今回は動画を見ている“観客”としてYouTuberさんなどが出演してくれているんですけど、私たちの演技パートと合わさったときに映像的にどうなるのかなって。実際に撮影が始まって感じたのは、近未来という設定なので教室のセットや制服がさりげなくそれっぽい部分が面白いなぁと。全体的に無機質な感じがします。
織田奈那:生徒同士の関係も無機質で面白いよね。名前じゃなくて、出席番号で呼び合ったりして。
佐藤:そうそう。人間関係だけ見ると基本的にクールなのに、変顔やものまねをするというギャップが斬新なんです!
――確かにクールとネタのギャップが激しい印象ですが、監督からはどんな指示が?
佐藤:無機質な人間関係については「近未来ってそうなるんじゃない?」という想像で設定したそうです。あと、生徒同士の距離感については、最初はお互いに関心を持っていない状態から、密室でいろいろクリアしていくごとに仲が深まっていくっていうのがポイントだと。第1話から順撮り(ストーリーの流れと同じ順番での撮影)をしているので、その辺は自然にできている気がします。
織田:うんうん。みんなの絆が深まっていくという感じはあんまり意識しないでも大丈夫だよね。
――ネタ的なパートについても話数を重ねるごとに“深まっている”とお聞きしました。織田さんはネタ、お得意ですよね?
織田:そうかもしれません(笑)。みんなはけっこう、何度か撮り直したりしてるんですけど、私はほとんど一発OKなので(笑)。メンバーから「さすが!」って言われます。
佐藤:オダナナは休憩時間にも変顔やってるんですよ。みんなから『“5いいね!”の顔やって!』『次は“100いいね!”の顔!』ってリクエストされて(笑)。プロフェッショナル!
織田:確かに振られたらやるね。やるやる(笑)。逆にあんまり変顔とかしないイメージだよね。
佐藤:そうなのよ。私はほとんどやったことがなかったから、台本を読んで衝撃を受けちゃって。
織田:どういうこと?
佐藤:第1話から一発芸的なことをやる展開だったでしょ。何話ぐらいまでやるのかな?ってちょっと心配しながら読み進めたら、それがずーっと続いてて驚いた(苦笑)。
織田:なるほど。でも、みんなすごいよね。話数が進むごとに変顔とかをめちゃくちゃ振り切ってやってるようになったからビックリしちゃって。
佐藤:確かに。私、こないだ「撮り直してください!」って自分からお願いしたよ。
織田:どういうこと?
佐藤:私の前にふーちゃん(齋藤冬優花)が撮ってたんだけど、それが本当に面白かったの。2人とも同じネタをやったんだけど、ちょっと悔しいというか…だから、私ももっとやる!みたいな(笑)。
織田:すご~い!ハートが強くなったのね(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)