穏やかに月日は巡り、平良一成(萩原利久)は大学4年生に、清居奏(八木勇征)は新人俳優として日々奮闘していた。晴れて恋人同士となった2人は、平良の家で同棲生活をおくっている。しかし、平良の信仰にも似た“偏愛”は変わらず、きてほしいところで下がり、下がるべきところで強く出るニュースタイルな関白宣言をかましていて、美しく傲岸なキング・清居の悩みはつきない。
一方、平良は清居にバレないように変装し、清居の“おっかけ”をするという新たな趣味を見つけていた。清居の迷惑にならないように、孤独にそっと見つめていたが、あるキッカケで推し活仲間ができる。大学卒業が近づき、同級生たちが就活中心の生活となる中、アルバイト経験が無い平良にはある悩みができる。