広瀬すず“空豆”と永瀬廉“音”の運命的な出会い…方言での「好きばい」に視聴者キュン<夕暮れに、手をつなぐ>

2023/01/19 07:10 配信

ドラマ レビュー

「夕暮れに、手をつなぐ」第1話より (C)TBS

広瀬すずが主演、King & Prince永瀬廉が出演する火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系※初回は夜10:00-11:12)第1話が、1月17日に放送された。九州から東京に出てきたというキャラクターの主人公・浅葱空豆(広瀬)は、感情を思いきり爆発させる喜怒哀楽のハッキリとした女性。まだ全然東京に染まっていない九州弁も話題となり、放送後Twitterのトレンドランキングは世界1位を記録した。(以下、ネタバレが含まれます)

北川悦吏子脚本の“王道青春ラブストーリー”

広瀬すず“空豆”を永瀬廉“音がおんぶする (C)TBS


同作は、九州の片田舎で育った浅葱空豆(広瀬)が、幼なじみの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・海野音(永瀬)と運命的で衝撃的な出会いを果たすことから始まる「夢」と「恋愛」の物語。

脚本を担当するのは、「オレンジデイズ」(2004年、TBS系)以来19年ぶりに“王道青春ラブストーリー”を手掛ける、北川悦吏子氏。互いに夢を追い、励まし合い、時にはけんかをしながらも笑い合って過ごした23歳の2人の“愛おしい時間”を描く。

第1話で描かれた空豆と音の出会いは、今後の展開を想像させるキラキラとした場面になっていた。道でぶつかり、落としてしまったそれぞれのワイヤレスイヤホンを取り違えてしまう2人だが、運命的にも同じ曲を聴いていたのだ。

離れたことで取り違えに気が付いた2人が交換するために再度近づいたとき、聴いていたヨルシカの曲を好きなのかと問われた空豆は「好きばい」と爽やかに笑って答えた。まるでイヤホンのCMかと思うような、音楽と風景がマッチした美しい出会い。その後、東京で再会した2人は、比較的ドタバタした接近をしていくだけに、視聴者にとって忘れられないシーンとなりそうだ。

東京に出てきて踏んだり蹴ったりの空豆

ドタバタ。そう表現はしたものの、空豆にとって上京は人生がかかった悲劇だった。婚約者・翔太(櫻井海音)を訪ねてはるばるやってきたものの、“大東京”と書かれたパーカーを着てしまうなど服のセンスは散々、また翔太から突然「結婚の話、なかったことにしてほしい」と言われて夜の橋で指輪を落っことしてしまうなど、不運続きの空豆。

音と再会して、一緒に翔太の家に行ってみるが、新しい女性が慎ましやかにお茶を運んできて、空豆はそこに自分の居場所が残されていないことを知る。「もう空豆を愛していないんだ」と標準語を使いこなす元恋人に嫌気がさし、空豆は翔太の家を飛び出した。