吉岡秀隆と大竹しのぶが、4月に放送予定の特集ドラマ「犬神家の一族」(NHK BSプレミアム)に出演することが分かった。昭和25年発表、横溝正史原作の同作を各90分の前後編でドラマ化。湖畔の屋敷で起きる、ばく大な遺産をめぐる謎の連続殺人に迫る。
「獄門島」(2016年)、「悪魔が来りて笛を吹く」(2018年)、「八つ墓村」(2019年)に続く“NHK版金田一シリーズ”第4弾。吉岡は前作に引き続き名探偵・金田一耕助を演じ、大竹は犬神家の創始者の長女・松子を演じる。さらに、脚本を「岸辺露伴は動かない」(2020年ほか)などを手掛けた小林靖子が務める他、演出を大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022年)で演出を担当した吉田照幸が務める。
戦後まもなく、那須湖畔の広大な屋敷で、財界の大物・犬神佐兵衛が他界。そして、戦争によるケガのため不気味なマスクで顔を覆った孫の佐清が復員してくる。だが、勢ぞろいした一同の前で発表された遺言状は、血を分けた一族ではなく他人に遺産を与えるという衝撃的な内容だった。反目し合う松子(大竹)ら3人の佐兵衛の娘たち。そして、湖を訪れていた金田一耕助(吉岡)の前で、佐兵衛の孫たちが謎の死をとげていくなか、名探偵の推理が始まる。