瀬戸利樹と中田圭祐がW主演を務める「僕らのミクロな終末」(夜0:55-1:30、ABCテレビ)が1月29日(日)よりスタートする。同作は、丸木戸マキによる同名コミックを原作に、地球滅亡寸前というSFなシチュエーションで異色の終末を描く恋愛ヒューマンドラマ。傷を抱えた不器用な登場人物たちの心情が交差する恋愛模様と同時に、絶望の中で奇跡を信じたくなるようなストーリーを展開していく。
WEBザテレビジョンでは、主人公・仁科真澄役の瀬戸、真澄の大学時代の友人で“昔の男”でもある日下部律役の中田にインタビューを実施し、それぞれの役の魅力、お互いの印象、撮影現場でのエピソードなどを聞いた。
――脚本を読んだ印象をお聞かせください。
瀬戸:一話ごとのシーン数は少なめで、一つのカットが長めにたっぷりと取られていたので、映画を撮っているような感覚になるのではないかなと思いました。三木康一郎監督の作品も予習させてもらって、世界観を想像し、膨らませながら読み進めていました。
僕の役は“受け芝居”が多くなると思っていたので、自分の中でもここは時間をかけて作り込みたいなという部分は、うまく監督にプレゼンできるよう下準備をしたつもりです。
中田:原作も脚本も、次の展開が気になり気付けば没入していて、あっという間に読み終わりました。律は大学時代から性に奔放で人たらしだった過去があって、真澄や女の子たちを翻弄(ほんろう)していく役なので、「こんなにかっこいい人を演じられるかな?」という不安もありました。ドキドキワクワクしながら読みました。
――それぞれの役の魅力と、演じる上で気を付けたことがあれば教えてください。
瀬戸:真澄は共感しやすいキャラクターだと思います。一度どん底に落ち人生を諦めてしまった人なので、何もかも嫌になったところに一番愛していた人が現れて、どう変化していくかが見どころだと思います。
官能的なシーンも含めて僕としてはすごく挑戦的な役だったので、やるからには後悔なくすてきな作品にしたいなと思って取り組みやり切りました。早く見てほしいです。
中田:律は真澄のその元凶になってしまう男です。一つ一つの言葉や佇まいに人を沼らせてしまうようなところがあって、それを無意識にやってしまうところがまた罪だなと思います。
演じるにあたって、人を翻弄(ほんろう)する姿や色っぽさ・艶を、一つ一つの所作から丁寧に話し合って演じました。僕もできることをすべてぶつけました。本当に楽しい一カ月でした。
――監督から何か具体的にアドバイスされたことはありますか?
中田:人を翻弄したりドキドキさせることは日常ではなかなかしないことなので、監督からは自分が思っていたレベルより「もっとほしい」と言われました。動きとせりふの意味を話し合い、それに応えられるように演じてきました。
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