ユナはインタビューでミホについて「みんながチャンホを“ビッグマウス”と言っても、彼は違うと信じているのが、素敵でした。どれほどチャンホを愛せば、あんなに確固たる信頼ができるのかと思いました。強いミホのようになりたいです。もし私なら、彼を“ビッグマウス”だと少しは疑った気がします。“違う。でももしかして…?”って」と笑いながら語っていた。誰が本物の“ビッグマウス”かは、撮影中盤までユナ自身も知らなかったそう。
演技面では「回想シーンでは、チャンホとのラブラブな様子や家族との愛情を見せるように努力しました。チャンホが刑務所に入った後は、完全に夫を信じながら、強靭で賢明な姿を表現しました。あと、看護師の使命感を表現することにも重点を置きました」と役作りを明かし。
自分と似ているところは「外見」と冗談を言った後、「ミホのように思ったら直進する面はありますね。でもミホは実際の私よりはるかに大胆でアクティブです。演じている間は、私自身も普段よりアクティブだったようです。自分では役柄に影響されないタイプだと思ってたんですが、周りから見るとそんな変化があったようです」と振り返っていた。
実際に刑務所にも初めて行ってみて、作品の雰囲気がよく感じられて、知らないうちに没頭して演じ、ミホが事件を暴く姿が緊張感を持って表現できたそう。記憶に残っているシーンは刑務所で暴動が起きる場面。「ベッドを押したり麻酔剤を差し込んだり、激しいアクションじゃないけど、ミホの緊張感が最高潮に上がりました。あと、チャンホが死んだと思って叫んだ後、生きていることがわかったシーンでは、ミホとしての感情の幅が大きくて印象深かったです」と回想した。
2022年に多くの賞を受賞し、「演技ドル」の枠を完全に抜け出し、女優として確固たる地位を築いたユナは、2023年もアン・ボヒョン共演の映画「2時のデート(原題)」、2PMのジュノと共演のドラマ「キング・ザ・ランド(原題)」と、ロマンスコメディに続けて主演するなど、話題作が続々と決定している。
「結果よりは過程でどのように変わるかと思いながら作品を選んでいます。いつも作品を選ぶたびに、どんな新しい姿をお見せできるか、どんな成長ができるかと悩みます」と語るユナは、「今は少しずつ作品を積み重ねながら歩いていると思います。やっとスタート段階であり、俳優というタイトルに慣れてきた感じ。褒められたらもっと頑張ってやりたいです。応援するファンが居る、ということだけでも元気が出ます」と、ファンの応援を力に大女優への階段を着実に昇っている。
◆文=鳥居美保/構成=ザテレビジョン編集部
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