「人狼ゲーム」など数々のヒット作を発表してきた原作者の川上亮が長編映画第二作目の監督と脚本を担当する映画「札束と温泉」。同作の大分県別府市でのロケが終了、出演者のコメントとメイキングスチールが到着した。また、オンライン試写会の視聴権やエンドロールに名前が載る権利などの応援プロジェクトのクラウドファンディングが1月20日(金)にスタートした。
本作の主演を務めるのは、ミスマガジン2018で注目され数々の雑誌のグラビアでも表紙出演し、2022年7月クール朝日放送連続ドラマ「彼女、お借りします」にも出演した沢口愛華。そのほか、SNS世代の若者らに多大な人気を誇る小浜桃奈、糸瀬七葉、大熊杏優、佐藤京、星れいら、そして数多くの映画や舞台で主演を務める小越勇輝らが出演する。
「高梨リサは自分と似ている」と台本に初めて目を通したときに思いました。「高梨リサ、という女の子の正義ってなんだろう」と台本を何度もめくりました。初めて共演者の方と顔を合わせ、読み合わせをした時、リサは孤独なような気がしました。私も孤独を感じました。
台本を読めば読むほどリサから離れていっているような気がして、一定の距離までは近づけるのにリサの周りには硬い膜が覆われていて触れることさえ出来なくて。でもひかるや恵麻、美宇はその硬い膜を温かい手で溶かしてくれて、綾乃さんや遥さんは大らかな心で支えてくれました。
そのおかげで私はリサの正義を受け入れられるようになりました。大切な人が傷ついているのを見たくない。だから臆病で、自分を大切にする方法を知らない、ちょっと不器用な普通の女の子。私も普通の女の子だと、リサが気づかせてくれました。
撮影期間、共演者の方と撮影がない時間は部屋でセリフ合わせをしたり役について話したり、沢山助けてもらい少しは自分も成長できたと思います。10代最後の冬にこの役に出会えたことは本当に奇跡だと思い嬉しくます。全て出し切って全力で物語と向き合いみなさんと一緒に作り上げたこの作品、少しでも多くの方に見て頂きたいです。
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