自身も後輩2人もモデル・俳優として活躍中だが、「演じる」という意味でモデル・俳優の違いを聞かれると「僕はモデルから始まってお芝居の現場に行くようになり、表現の仕方とかどちらも難しさがありますけど、映像の現場でカメラの前に立った時に、間違いなくモデルの現場で経験したことが生かされています。自分をどう表現するかとか、こういう角度、表情をしたらこういうふうに感じているように見える、とか。自分を理解・分析させていただいた場所が『メンズノンノ』をはじめモデルの現場だったので。それがなければお芝居の仕事もここまで出来ていなかったと思うので、この7年半くらいで経験したことはすべてプラスになっていると思います」としみじみ明かす。
その上で、モデル・俳優として影響を受けた人物については「先輩全員にすごく勉強させていただいた
んですけど、僕が入った頃は坂口健太郎くんがいろいろと映像でも活躍し始めた頃だったので、僕はすごくいいタイミングで『メンズノンノ』に入れたんです。坂口くんを筆頭に成田凌くん、柳俊太郎くん、清原翔くん、みんな頑張ってくれて。役者への登竜門というか、道を作ってくれたから僕たち後輩は今こうやってモデルの現場以外でも仕事ができているので、本当に先輩方全員に感謝しています」と、先輩たちへの尊敬の気持ちを。
続けて「モデル出身で俳優になるというのはいくつも壁がありまして、よく思わない方もいるし、モデルならではの難しさもあるんです。そういう壁を乗り越えていって、僕たちが活躍できる土台というか、現場を作ってくれたことには常に感謝しています」と、あらためて偉大な先輩たちへの思いを語った。
◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ
※柳俊太郎の「柳」は木へんに夘が正式表記