ラックライフ・PON「文豪ストレイドッグスなしじゃ人生語れない」…「しるし」「℃」制作の裏話、音楽との向き合い方を語る

2023/03/04 19:00 配信

音楽 アニメ インタビュー

ラックライフがエンディング主題歌を担当する『文豪ストレイドッグス』第4シーズン(C)朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会

アニメも、熱い気持ちを持った人達が全力で作っている事を知った


ーー曲作りについてお伺いします。ラックライフのEDはいつも『文豪ストレイドッグス』のストーリーを想起させるような、映像にピッタリの曲となっています。「しるし」は、アニメ放送予定の部分の原作を読みこんでから曲を作りましたか?

PON原作を読ませて頂いて、印象的なシーンと自分の人生を重ねて歌にしてます。今回であれば乱歩さんが社長に、与謝野先生が乱歩さん、他にも太宰さんと織田作やったり、敦と芥川が太宰さんに救われたみたいに、僕らがライブハウスで、ラックライフの音楽を受け取ってくれた人たちに救われた事を重ねて歌にしました。

ikomaもちろん作品も見させて頂いていますが、何度も担当させて頂いているので、作品の世界観や共通したイメージは理解出来ていると思っています。世界観を壊さない様に、でも新しくという所をテーマに制作しています。

たく原作をさわり程度で監督との打ち合わせをしたPONを筆頭にメンバーであーでもないこーでもないと制作しました。

LOVE大石僕は原作ではなく、PONが自分達が経験している部分と重なった所をピックアップしているので、1番考えているのは、毎回同じリズムやアプローチにならないようなリズムなどを提案して、内容的にアップテンポがいいのか?など考えて作っております。

握手した時、自分の手があったかい事に気付いた


ーー次に、『ツルネ―繋がりの一射―』OPの「℃」についてです。爽やかで疾走感のある曲調が、ツルネOP映像ととてもマッチしていました。「℃」制作時の思い出などはありますか?

PON1期と映画に続いてだったので、その先を目指すような感覚でした。テーマが繋がりやって、思い出したのが握手会でした。握手した時PONさん手ぇあったかいですねって言われて、自分の手があったかい事に気付きました。誰かと違う事は「らしさ」で、その違う人同士がぎゅっと握るから繋がる、力になる。大事にしたい気持ちが、歌になりました。

ikoma一度別の曲で提出して制作の方々に判断して頂いた結果リテイクがあり結局別曲になりました。当時は大変でしたが今思えば正解だったなと思います。

LOVE大石1期と劇場版と違い、リズムやテンポ完了は1番意識しましたね。なので、今回の2期は絶対ミドルテンポではやりたくないと思っていて、そこは拘った自分がいました。

関連人物