2022年の年末に開催され、大盛況となった「コミックマーケット101」。「コミックマーケット」に続き、2023年も「ワンダーフェスティバル2023[冬]」(2月12日に幕張メッセにて開催)や、「AnimeJapan 2023」(3月25日、26日に東京ビッグサイトにて開催)など、コスプレが楽しめる大型イベントは続々開催予定で、コスプレ文化のさらなる盛り上がりにも期待が高まる。
WEBザテレビジョン編集部では、それらに先駆けて1月中旬に行われたコスプレイベント・第91回「acosta!(アコスタ)」に取材参加し、会場を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。
ウィッグのボリューム感と、衣装を着たときのシルエットにこだわりました。このキャラの髪型は、普通のウィッグで表現しようとすると毛量が多くなり、重すぎて支えられなくなるので、“ふかし加工”でふわふわになるようにセットしました。毛量はもとのままでボリュームがあるように見せられるので、見た目よりだいぶ軽く仕上がっています。
それと衣装もシルエットを忠実に再現できるように、なかにスポンジを入れてボリュームを出しています。あと、インナーやタイツの模様はカッティングシートを切って、自分で加工したものなんですけど、なかなかいい感じに仕上がったので満足しています。
衣装の雰囲気に合うようにアイメイクを頑張りました。かわいいけどちょっとあざとくて、小悪魔っぽさも感じさせるような…。うまく表現できていたらいいんですけどね。それとゴージャスな雰囲気を出せるように、小物の造形にもこだわりました。スカートや靴の装飾は自分で加工して、ブレスレットも自作で用意したものになります。
目元が印象的なキャラクターなので、眼鏡をしていてもはっきりとわかるように、目の横の赤いラインは色味なども意識して描きました。角の角度も、付け方を間違えると変な向きになったり、根元が浮いて不自然になるので、鏡を見ながら正確な位置に来るように固定しました。
取材・文=ソムタム田井