コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、家族全員がノロウイルスに感染した実体験を描いたエッセイ漫画『ノロウイルスで一家全滅しましたレポ』をピックアップ。
作者のきくまきさんが1月11日に本作をTwitterに投稿したところ、4.8万以上の「いいね」が寄せられ反響を呼んだ。この記事では、さまざまなコミックエッセイを描く作者・きくまきさんにインタビューを行い、創作の背景やこだわりについて語ってもらった。
ある日の朝4時、突然、きくまきさんの娘は寝ながら大量に嘔吐してしまった。夫と2人で処理をするも嘔吐と下痢漏れが止まらず「ノロウイルスだったら(私たちも)絶対に感染してるね」と心配していた。すぐに病院に駆けつけると不安は的中、"ノロウイルス"と診断された。
1日経つと娘の体調はみるみる快復。しかし、次に待っていたのはきくまきさん自身のノロウイルス発症だった。嘔吐と下痢がおさまった後も寒気に襲われる日々。「家族全員の感染は避けたい!」と消毒を念入りにしていた夫もあえなく感染し、しばらくは何を食べても気持ち悪い日々が続いてしまった。
家族全員を苦しめたノロウイルスの感染源は、思いもよらない場所だった。注意喚起と情報共有を目的に描かれた本作は、家族全員が苦しい思いをしたというつらい体験をコミカルに描いた画も話題を呼び、Twitter上では「めっちゃわかる」「ノロのしんどさはなった人しかわからん」「同じ経験ある…」「感染場所、盲点だ」「ほんとにお疲れ様でした」「私も気をつけよう」などのコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。
――『ノロウイルスで一家全滅しましたレポ』を漫画にしようと思った経緯についてお聞かせください。
記録として残そうと思ったのと、 注意喚起と情報共有できればと思い漫画にしました。
――本作を描く上で、こだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
とんでもなくつらかったことが少しでも伝わればいいなと思います。楽しんでサクッと読んでもらえるよう、1Pごとにオチをつけています。
――この経験をもとに、今後ノロウイルスにかかった方に向けて、何に注意して過ごせば良いかをお教えください。
パウチのおかゆ、OS-1は常備しておいたほうが良いと思います。
――きくまきさんは本作以外にも、『網膜剥離になった話』や『親子でインフルエンザになった話』などしんどい思いをした実体験をテーマに多くのエッセイ漫画を描かれていますが、作品に採用する時の基準などはあるのでしょうか?
自分が記録として残したいもの、マンガにしたら面白そうと思うもの、情報共有としてどなたかの役に立つかな?というものを描いています。
――きくまきさんの作品は、どのような作品にもクスっと笑える要素が入っているのが印象的です。作画する上でのこだわりなどがあればお教えください。
変顔を面白く描きたい!と常々思って作画しています。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いつも読んでくださる方、ありがとうございます!育児漫画は「娘が可愛すぎるんじゃ~!」、猫漫画は「タレ目猫そむが可愛すぎるんじゃ~!」というタイトルで単行本が発売しているので、お手に取って頂けたらありがたいです!
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