「アナと雪の女王」のエルサ役や「魔法にかけられて」のナンシー・トレメイン役での功績が讃えられ、ディズニー・レジェンドで殿堂入りを果たしたイディナ・メンゼル。本作はそんな彼女の16公演を完走した全米ツアーの裏側に密着したオリジナルドキュメンタリーだ。初公開となるパフォーマンス映像や最新インタビュー、過酷なツアースケジュールをこなしながら母や妻としても奮闘する姿、そして彼女の生涯の夢だった故郷ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われた伝説のコンサートを実現するまでの道のりに密着している。
キャリア以外にも、母親としての考え方や家族と仕事の両立についての本音やプライベートな子供を授かることについても赤裸々に明かしている。さらに、7歳の頃の彼女が歌っている姿が収められているホームビデオの映像やデビューとなったブロードウェイミュージカル「レント」に出演していた頃の映像、「ウィキッド」のエルファバ役をオリジナルキャストとして準備をしていた時の様子、そして「アナと雪の女王」で大ブレイクするまでの貴重な未公開映像も収められている。
第52回グラミー賞で「年間最優秀楽曲賞」を含む6部門での受賞現在も女性アーティスト史上最多記録。なお累計28回ものグラミー賞を獲得していて累計受賞数でも女性アーティストでは最多獲得となり、今回のグラミー賞で主要3部門を含む最多9ノミネートを獲得 しているビヨンセが脚本・監督・製作総指揮を務めたビジュアル・アルバム「ブラック・イズ・キング」。本作はビヨンセがナラ役の声優を務めた映画「ライオン・キング」(実写版)の全米公開から1周年を記念した作品でもある。
ビヨンセが2019年にリリースしたアルバム「ライオン・キング ザ・ギフト」の音楽をベースに、アルバムに関わったアーティストたちやスペシャルゲストも参加し、黒人の歴史、体験を世界に届ける、まさに伝記と呼べる長編作品だ。今回のプロジェクトは、本来の自分自身を追い求める現代の若者たちに、「ライオン・キング」の教えをビヨンセが伝えるもので、ニューヨークから始まり、ロサンゼルス、南アフリカ、西アフリカ、ロンドン、そしてベルギーなど世界各地で撮影され、多様性豊かなクリエイターたちによって1年の歳月をかけて製作された。チャイルディッシュ・ガンビーノ、ケンドリック・ラマー、ファレル・ウィリアムス、そして夫のジェイ・Zと8歳になる娘ブルー・アイヴィーなど豪華ゲストが参加し、他にもナオミ・キャンベル、ビヨンセの母ティナ・ノウルズ=ローソン、ルピタ・ニョンゴ、デスティニー・チャイルドのケリー・ローランドらが出演している。
この作品では、代々続いてきた黒人たちの伝統を、ある若き王が経験する裏切り、愛、自らのアイデンティティに満ちた驚きの旅の物語を通して、誇りをもって映し出す。彼は先祖の導きにより運命と向き合い、父の教えや愛に育まれた子ども時代のおかげで故郷に帰り、王座を取り戻すのに必要な資質を身につけていく。
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