【漫画】食べようとしたうさぎに告白されるきつね…2匹の純愛に「子どもたちに読んでほしい」の声続々

2023/02/12 18:30 配信

芸能一般 インタビュー

うさぎ、一途すぎる…!「自分を食べようとしたたきつねに恋したうさぎのおはなし」が話題画像提供/類家 海さん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、「自分を食べようとしたきつねに恋したうさぎのおはなし」をピックアップ。同作は類家海さんによって、うさぎときつねが共存するまでを描いたほんわかしながらも力強い作品。

類家海さんが2022年12月22日にTwitterへ投稿し、そのツイートには12.5万以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、類家海さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについてを教えてもらった。

絵本化希望の声も…とにかく深いうさぎの告白シーン

「自分を食べようとしたたきつねに恋したうさぎのおはなし」1/22画像提供/類家 海さん


タイトル通り、同作はうさぎがきつねに食べられそうになるところから始まる。しかし、うさぎは命乞いをするどころか花を差し出し「きつねさん すきです」と告白。あまりのしつこさにきつねもうんざりしていたが、いつしかうさぎから貰った花や柿を見てぼんやりうさぎのことを考えるように…。物知りコイに野生の在り方を諭されてもお構いなし。2匹はいつしか一緒に過ごしていた。

この内容に読者からは「子どもたちに読んでほしい…!」「セリフのこだわりもすごすぎる」「『普通』のあり方をめちゃくちゃ考えさせられた」「きつねの友達のきつねもいいヤツでよかった…!」「ハッピーエンドで終わってほっとした」「絵本になってほしい!」という声が多く寄せられた。

「本当はコイが主人公になる予定」作者・類家海さんインタビュー

「自分を食べようとしたたきつねに恋したうさぎのおはなし」2/22画像提供/類家 海さん


――「自分を食べようとしたたきつねに恋したうさぎのおはなし」を描いたきっかけや理由があればお教えください。

人前で自分の意見を主張したり好きなものを好きだと言うのが苦手なので、本当は描くつもりはなかったんですが、丁度その時、大学でイラストレーションの授業があり、先生に背中を押され、勇気をだして自分の意見を好きな漫画で表現することに挑戦しようと思ったのがきっかけです。

――「自分を食べようとしたたきつねに恋したうさぎのおはなし」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

こだわったというか、気を付けていた事なんですが、キャラに個性を与えすぎない事、難しくならないようにする事に特に気を配っていました。全編手描きなのでアナログの線の良さを感じながら絵を見て欲しいなと思います。

――「自分を食べようとしたたきつねに恋したうさぎのおはなし」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

うさぎがきつねにしっぽでぶっ飛ばされてるシーンが好きです。個人的には内容にかなりの重量がある話だと思っているので、こういうギャグシーンをはさむのが描いていてとても楽しかったです。セリフはコイの「あっそー」が好きです。

――登場キャラクターの性格や裏設定など、「描いてはないけど実は…」というものがあればお教えください。

本当はコイが主人公になる予定で、コイには鳥の友達がいて、全然違う話になるはずでした。この話もいつかかけたらなぁと思います。

――今後の展望や目標をお教えください。

まだ幾つか考えているネタはあるので形にしていきたいです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

今回、沢山の人に読んで頂き、沢山の言葉を頂けてとても自信がつきました。本当にありがとうございます。今後もどんな形であれ皆さんの心に少しでも留まれるお話をかければと思います。よろしくお願い致します。