お笑いコンビの博多華丸・大吉が3日、都内で行われた洋服の青山「フレッシャーズ安心おまとめセット」新CM記者発表会に、女優の橋本環奈とともに出席した。
漫才師の2人にとってスーツは正装となるが、スーツのCMに出演した感想を聞かれると、大吉は「33年漫才師やっていますので、やっと来たかと。しかもデビューした頃から顔見知りでやらせてもらっている橋本環奈ちゃんと、やっとこの日が来たと思って用意されたのが黄色のカーディガンですからね。スーツじゃない、こっちかと…」と吐露して橋本を笑わせた。
華丸は「監督さんがスピードがあってOKが早くて、何回も撮らないのでまあまあ疑っていたんですよ。ドッキリというか、『水曜日のダウンタウン』じゃないかって。(橋本とも)会っていなかったから。今日でやっとよかったなと」と撮影時を振り返り、胸を撫で下ろした。
この日、24歳の誕生日を迎えた橋本へ、人生の先輩としてアドバイスを求められると、華丸は「精神年齢は追いつかれている気がする」とコメントして笑いを誘い、大吉は「まだ20代前半ですもんね。去年もう紅白の司会をやっていたよね。おじさんたちが何年かかってもまだ呼ばれないんだよ。毎朝、毎朝やっているのに1秒も呼ばれないのに(笑)」と嘆いた。そして花丸は「福岡の宝ですから。おじさんたちはついていくからね」と橋本の活躍を称えた。
イベント後の囲み取材で、改めて、各界から昨年末の紅白の司会ぶりが絶賛されていることについて聞かれた橋本は「1月のお仕事はずーっと紅白の話をされました。『見たよ！見たよ！』ってどこでも言っていただいて、それはすごく嬉しくてですね」と声を弾ませ、「やっぱりみんな紅白って見ているんだなということと同時に、それだけの方に見ていただけて、さらに褒めていただけるのはありがたいなと思いました」としみじみと語った。
そんな橋本が、もし司会業に本腰を入れたらどうするかと質問が飛ぶと、華丸は「喜んでひな壇にまわります」と答えて笑わせ、大吉も「もしくはロケ先に行きたいと思います。全力でサポートします」とにっこり。橋本が「お2人のサポートは心強すぎます」と目を輝かせると、大吉は「あの紅白を見てからは、競おうとは思わないです。思うほうがバカだと思います」と白旗を上げ、華丸は「(同じく福岡出身の)郷ひろみ先輩よりも目立っとったもんね」と舌を巻いた。
◆取材・文＝風間直人