――そんな変化の年の中で、個人としての目標や果たすべき役割はどういったものだと思われますか?
私はまだ卒業する予定もないんですけど、次の子たちに何が残せるのかを考えたいです。頑張ればHKT48でこういうことができるんだよ!というのを、示せるような先輩でいたいなと。
特に6期生は入ったばかりなのに先輩がどんどん卒業していて心細いと思うし、その子たちが希望や目標を持てるグループにできたらいいなと思いますし、「この人がいれば大丈夫! 心強い!」と思ってもらえるような存在になりたいです。
――先日、矢吹さんに「今後のHKT48に期待すること」を伺ったら、「今度こそこれがHKT48だ!といえるものを作ってほしい」という話をされていました。そう聞くとプレッシャーですか?
奈子さんも、それまで先輩の方が卒業するときに同じ重圧を背負ってこられて、とうとう自分にその順番がきたんだなという感覚です。こんなに一気に人数が減ることってこれまでなかったですし、先輩方はグループに何かを残してきた方たちばかり。
先日のコンサート(2022年11月28日「HKT48 11th anniversary LIVE 2022」)のテーマが「継承」だったのですが、しっかりと先輩の良いところを継承して、後輩のメンバーも「私の背中を追え」とは言いませんけど、自分に近いものを感じる人がいたらその人から何かを感じ取ってもらえたら。そういうふうに、一人一人が考えられたらいいなと思います。その先にやっと新しいHKT48が見せられるんじゃないかなと思うので、しっかり前を向いて頑張りたいです。
――最後に、最新シングルの表題曲が「君はもっとできる」ということで、あえて「地頭江音々はもっとできる! ここを伸ばそう!」という部分は?
存在感です(笑)。それがどうやって出せるのかは分からないのでいろいろ模索しているんですけど、今はまだちょっとふわっとしているので、グループになくてはならない存在感を出せたらいいなと思います!
◆取材・文=ブルータス・シーダ
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