草なぎ剛“亨”が涙の訴え、選挙戦の攻防をスリリングに描いて世界トレンド入り<罠の戦争>

2023/02/14 11:38 配信

ドラマ レビュー

亨が流した涙の真相に驚きつつ、選挙の結果は…

劣勢のまま選挙後半となった亨は、鶴巻の助言で勝つためのグレーな手段を使う。だが、そこに罠を仕掛け、総理の政策秘書官である猫田(飯田基祐)が裏で糸を引いていたことを突き止めた。

それでも勝負の行方は分からない選挙最終日。厚生労働大臣・鴨井(片平なぎさ)も駆け付けてくれたなか、亨は自分にはズルさやかっこ悪さがあると認めながら「だからこそ息子に誇れる人間になりたい」「強い者にも向かっていける、正しい道を突き進もうとする代議士に私はなりたい」と自分らしい言葉で涙ながらに市民に訴えかけた。

亨の熱い演説は、そのまま草なぎの熱のこもった演技として圧倒された。だが、その後、驚きに包まれることに。選挙の当落が出る直前、息子の病室で可南子が亨に「意外だった、あなたの涙。あんな風に泣けるなんて」と演説のときのことを振り返った。

すると、亨は「バレてたか」とニヤリ。「あの瞬間、ふと思ったんだ。犬飼さんならこんなとき、泣いて土下座してるなって。そしたら涙流してた」。

しかし、かつて自分が嫌々していたグレーな手段をやらせる立場になってしまっていることが胸につかえていたのは確かで、昏睡状態の息子の手を握りながら「父さんさ、全然かっこよくないよ」と本当の涙を流した。草なぎの異なる涙の演技に感嘆する。

選挙に勝利し、いよいよ亨は永田町に代議士という立場で乗り込む。事件を隠ぺいする相手に立ち向かっていくためだが、亨なら何かを変えてくれるのではないかという期待ももてる。

SNSには「つよぽん演技うますぎる」「泣きの演技すばらしかった」といった声のほか、物語中盤を迎えて「全員怪しい」など亨の敵を考察する投稿も相次ぎ、Twitterで国内&世界共にトレンド2位となった。

※「草なぎ剛」のなぎは、弓へんに前の旧字体その下に刀が正式表記

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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