しかし、2015年に「アントマン」に主演し、スコット・ラング/アントマンを演じたことが大きなターニングポイントとなった。アントマン役がハマり役となり、翌2016年の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にも参加し、2019年には「アベンジャーズ/エンドゲーム」にも出演。その間の2018年には「アントマン」の続編となる「アントマン&ワスプ」も公開された。かっこいいヒーローはたくさんいるが、スーツを着た時以外は“普通過ぎる人”という“アントマン”ことスコット・ラングを演じられるのはポール・ラッドしかいないと断言できる。
ヒーローらしからぬ部分も魅力となっていて、人間味があるというか、共感できる部分が多く見られる。「アントマン」「アントマン&ワスプ」では主演を務めた他に脚本でも参加しており、多才さも発揮しているところにも注目してもらいたい。
なお、「アントマン」「アントマン&ワスプ」ほか“アベンジャーズ”シリーズ過去作はディズニープラスで配信中。
◆文=田中隆信
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