6月18日(日)放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に、気象予報士・森田正光が“興味がない仕事を適当にやっていたから自分のミスは予報できなかった先生”として登場。“責任感がない仕事ぶりで職場で自分の居場所を失わないための授業“を開講した。
天気予報士として約50年のキャリアを歩んできた森田は、メディアで活動するかたわら、「気象予報会社・ウェザーマップ」の代表取締役社長として活動。そもそも「お天気キャスターになる気などさらさらなかった。天気にもまったく興味がなかった」と衝撃の事実を告白し、ありえないしくじりの数々を語った。
高校生の時、特にやりたいことも夢もなかったという森田は、先生に「気象協会ってところが募集しているよ」と言われ、「じゃ、そこでいっか」と軽いノリで進路を決定。最初に始めたのは、177の電話案内に天気予報を吹き込む仕事(※現在は自動音声)で、常々「つまらない仕事だな~」と感じていたという。
そんな仕事を続けた矢先、森田は東京本部に異動。本部では異例のスピード出世を果たし、本来4~5年かかるところを、わずか2年でラジオ番組のお天気コーナーを担当することに。
だが、「働くってちょろいぜ!」と仕事をなめていた森田は、生放送のラジオ番組でマイクのスイッチを入れ忘れ、1分間無音で放送。失態後も「スイッチを入れるなんて教えてもらってないし!」と言い逃れをしたそうで、その後も1分間の無音放送を2度も連発。計3回の放送事故を起こしてしまい、某ラジオ局から出入り禁止を言い渡されたそう。
「仕事に責任感がない故、大事なことをすべて聞き逃していた。反省していないからミスを繰り返す。仕事としてお金をもらっているなら社会人として自覚を持とう」とコメントした。
だが、このミスを犯したことから、上層部は「森田1人に番組を任せるのは危険だから、司会者のいる番組をやらせよう」と判断。
転勤族だった森田に仕事を覚えさせ、早く名古屋に帰そうとしていたが、故・土居まさるが司会を務める情報番組のお天気コーナーを担当するようになった彼は、天然なアドリブトークが受け、次第にお茶の間の人気者に…。この頃からやっと、「天気って面白いな!」そう思えるようになったという。
その後42歳で会社を立ち上げ、フリーになった森田だが、社長になってからもしくじりは止まらず、夜中までお酒を飲んで生放送の出演をすっ飛ばしてしまったことがあったそう。さらには、90年代に導入された気象予報士の資格試験でまさかの不合格になるなど、相変わらずのポンコツぶりでメディアを賑わせた。
数々のしくじりを経た森田は、最後に、「元々仕事に興味がなかった僕でも、責任感を持って働き、ここまで来れた。責任感を持つことで人生は変わる。つまらないとか自分に合っていないというようなことを考えるのは、ある意味責任感を感じていない証拠。今後もその職場でやっていこうと思うのなら、どんな小さな仕事でもその責任を果たすことが極めて重要。その積み重ねによって成長し、より責任のある仕事を得られるようになり、それがお金にもつながっていく」と語って授業を締めた。
次回は、6月25日(日)夜9.58から放送。Mr.マリック親子が登壇し、「修復不可能なくらいまで家庭崩壊していた過去」を赤裸々に告白する。
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