――メタバース収録ならではの緊張感や難しさはありましたか?
それがなかったことにびっくりしています。実際に、スタジオに来てもらって行う公開収録を久々にやれた感じがしました。今後もやってみたいです。やってみたいけど、普通の公開収録は数十人の規模だから、それくらいの規模の達成感があるんだけど、(今回は)実は2000人以上が見ていたというのが、(実感がなくて)ちょっと怖いです(笑)。どこかのホールでやったくらいの人たちが一緒に見ていたということですもんね。
あと、始まる前から僕のファンの方々のツイートを見ていると、最初は不安そうな方もいっぱいいたのですが、コメントを見ていると「おもしろい」「楽しい」という声にどんどん変わっていって、進化していく姿を見られておもしろかったです。
――例えばアートの展覧会やイベントなど、今後メタバースを使ってやってみたいことはありますか?
メタバースをざっくりとは知っていたから「何かができるかも」とは思っていたんですけど、今日実際にやってみて「これ、ライブできるんじゃないかな」と思えたから、(ライブを)やりたいですね。
現実世界のライブで演出をいっぱい担当してきた僕の頭が、今回初めてメタバースの空間に入って、演出プランがポロポロと浮かぶ感じがしました。
――特に印象に残ったアナザーネームを教えてください。
“ロケット・ササキ”です。すごすぎてのけぞってしまうというか、「すごい」を重ねてくるんですよ。あまり自分で出したことのないため息が出ました。アナザーネームの皆さんのいろいろなVTRを見させてもらって、終わった時に「自分も何かしたいな」「もう一歩、前に踏み出してみたい」と思えました。