中田圭祐“律”への気持ちが断ち切れない瀬戸利樹“真澄”が切ない<僕らのミクロな終末>

2023/02/19 18:42 配信

ドラマ レビュー

「僕らのミクロな終末」第3話より(C)丸木戸マキ/祥伝社 ABC

瀬戸利樹中田圭祐がW主演を務める「僕らのミクロな終末」(毎週日曜深夜0:55-1:30、ABCテレビ)の第3話が2月12日に放送された。“昔の男”である律(中田圭祐)に再び傷つきながらも未練を感じている真澄(瀬戸利樹)の姿が切なく、胸が締めつけられた。(以下、ネタバレを含みます)

「僕らのミクロな終末」とは


同作は、実写ドラマがヒットした「ポルノグラファー」で知られる丸木戸マキによる同名コミックを原作に、地球滅亡寸前というSFなシチュエーションで異色の終末を描く恋愛ヒューマンドラマ。傷を抱えた不器用な登場人物たちの心情が交差する恋愛模様と同時に、絶望の中で奇跡を信じたくなるようなストーリーを展開していく。

主人公・仁科真澄役を瀬戸が、真澄の大学時代の“昔の男”・日下部律役を中田が、アイドルオタクのピュアな男子高校生・広瀬遊馬役を富本惣昭が、国民的アイドル・嘉神まどかとその“自称妹”・めぐる役の一人二役を井手上漠が演じている。

また、真澄と律が大学時代所属していた出版サークルの同級生・橋本陽介役に大朏岳優、サークルの部長・露口役に前田瑞貴、律に夢中なミスキャンパス・谷口美佐役に西村美柚と、フレッシュな面々が共演。さらに、真澄の母親役に遊井亮子、律の母親役に岡谷瞳、律の父親役に成松修、めぐるの母親役に舟木幸、めぐるの父親役に飯田基祐が配役されている。

主題歌は、水野良樹が主宰するプロジェクト“HIROBA”から「ふたたび(with 大塚 愛)」。作詞作曲は初のタッグとなる水野&大塚愛が共作、編曲は蔦谷好位置が手掛け、真澄と律のもどかしく、苦しくもいとおしい関係性に重なる楽曲の世界観が、同作のストーリーに寄り添う。

「僕らのミクロな終末」第3話より(C)丸木戸マキ/祥伝社 ABC


律は真澄をベッドに誘う


真澄の部屋に来た律。ベッドに腰掛け、真澄も隣に座らせると「久しぶりにしてみる?」と誘う。何考えてんだよという真澄に昔のことは水に流そう、世の中も混乱しているし、となし崩しにベッドに押し倒す。

真澄の服を脱がしてキスしようと「お前には懐かしい思い出の1ページかもしれないけど、俺にはトラウマなんだよ!」と律を押しやって立ち上がる真澄。俺にとってセックスは信頼なんだ、お前はそれをぐちゃぐちゃに裏切ったと訴える。