乃木坂46秋元真夏、時間を戻せても「キャプテンは絶対にやります」

秋元真夏(乃木坂46)撮影:山田健史

乃木坂46のキャプテンにして“最後の1期生”秋元真夏が、卒業記念写真集「振り返れば、乃木坂」(幻冬舎)を2月21日(火)に発売する。グループを11年間支え続けた彼女の、“乃木坂人生”の締めくくりを収めた一冊。ソロカットはもちろんのこと、得意分野である料理をアピールしたページや、自ら希望したという後輩たちとの対談も収録された、ファン必見の内容となっている。撮影の思い出をはじめ、乃木坂46加入からキャプテン就任以降にかけての心境の変化、後輩への思い、卒業後の活動についてまで、秋元にたっぷりと語ってもらった。

料理のレシピ「どうしても入れたかった」


――今作の発売が決まった時の心境から聞かせてください。

最後に記念に写真集を撮れたらいいな、と私から提案させていただいていたので、すごくうれしかったです。希望を全部詰め込んでもらいました。

――インタビューや各期生メンバーとの対談ページもありますね。

ソロカットでは、気を張っていない、自然に楽しんでいる私の表情を見てもらいたいです。それから、料理を作っているシーンはこれまでにもたくさん撮ってもらったことがあるんですが、今回は私が作っている料理のレシピを載せているんです。私が普段作っているものを写真集を見た方にも作ってもらえて、同じものを食べてもらえるというのは、どうしても入れたかった内容なのでこだわりました。

2期生の鈴木絢音ちゃんと一緒に撮ったシーンは、乃木坂46の歴史を全部見てきたというくらいの二人なので特に思い出深いです。天気の良い紅葉の時期に、イチョウ並木を見ながら撮影したんですが、歩道橋から空を眺めながら「たぶん今考えていることは一緒なんだろうな」と思ったりして。寂しさはお互いにあるけど、そこまで落ち込みすぎず、今までのペースのまま前向きに先を考えているんだろうな、という空気感があって自然体でした。

秋元真夏写真集「振り返れば、乃木坂」より撮影/東京祐


鈴木絢音の意外な一面


――1期、2期のメンバーが卒業していく中で、鈴木さんとの距離感も変わっていったのでしょうか?

先に同期を全員見送って一人になる立場を味わったという意味では、2期生の絢音の方が先輩のような感じなんです。私も同じ立場になってみて、絢音に対して「この寂しさを一人で乗り越えてきたのか、誰にも相談せずに乗り越えてきて格好良いな」と改めて感じました。

2022年の年末はまだ(齋藤)飛鳥がいたので、私は同期と一緒にいることができたんですけど、絢音が一人で戦っている瞬間をたくさん見ていくうちに、距離がだんだんと縮まっていきました。縮まるごとに、絢音の格好良さをどんどん知ることができました。

――距離が縮まったことで新たに発見した、鈴木さんの意外な一面はありましたか?

一人の世界に入るのが好きな上品な子、というような印象があるかもしれませんが、絢音は意外といろんな後輩の子と一緒にご飯に行っているんです。私はその真逆で、すごく行っているように思われがちなんですけど、予定を決めるのが苦手なのでなかなかかなわないっていう…。

――秋元さんにも意外な一面が(笑)。

社交的な方だとは思うんですけど、日にちを決めるのだけがすごく苦手なんです。行きたい気持ちはあるので、最近は「日にちだけ決めてください」と後輩に言ってしまいます(笑)。

秋元真夏(乃木坂46)撮影:山田健史


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