<Get Ready!>日向亘、「俳優にとって大切なもの」と現場で受け取った先輩俳優への想い

2023/02/20 18:02 配信

ドラマ インタビュー

日向亘撮影=岡田健

日曜劇場「Get Ready!」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)に、若き天才ハッカー・白瀬剛人役として出演中の日向亘。2月19日に放送された第7話は「俳優として成長できた回だった」と話す。そんな日向が「Get Ready!」の現場で感じる、先輩俳優との秘話や2023年3月17日(金)に発売される写真集『5W1H』のタイトルに込めた思いを「俳優としての決意」と語る。

俳優にとって大切だと言われているキーワード


──3月17日発売の1st写真集のタイトルが発表されました。「5W1H」というタイトルに込めた想いを教えてください。

俳優にとって大切だと言われている「5W1H」(who[誰が]、where[どこで]、what[何を]、when[いつ]、why[なぜ]、how[どのように])から取ったもの。芸能生活“5”年目に、俳優としての原点の場所で撮った、“Wataru Hyuga”の“1st”写真集にぴったりな言葉だと思ってこのタイトルにしました。いつでもどこでも誰が手にとっても楽しく見てもらえる写真集になっていると思います!

──そして昨日(2月19日)はドラマ「Get Ready!」の第7話が放送されました。第7話では、日向さん演じる白瀬剛人の過去が描かれ、白瀬のシーンも多かったですが、撮影はいかがでしたか?

学校での撮影があって、めっちゃ楽しかったです。というのも、僕、これまで学校での撮影ってあんまり経験がないんです。学生役はやらせてもらっているんですが、学校での撮影は実はほとんどなくて。だから学校での撮影が新鮮ですごくテンションが上がりました。白瀬なのでテンションは抑えましたけど(笑)、内心はすごく浮かれていました。

──妻夫木聡さん演じる波佐間永介(通称・エース)に掴みかかるシーンもありましたね。

そのシーンの撮影は本当に緊張しました。本気で行かないといけないし、かと言って本気を出しすぎて怪我をさせちゃっても嫌だし。だから段取り確認のときから監督に「頑張れ」って言われて妻夫木さんも「いいよ」って…。

妻夫木さんからの想いを僕もいつか後輩に渡したい


──声が小さくなっていますが(笑)。

すみません、思い出しただけで緊張してきちゃって(笑)。でもそういうシーンの撮影だからというのを、妻夫木さんも察してくださっていたんだと思います。朝「おはようございます」って挨拶したときに、背中をポンっと叩いてくれて。たぶん僕が緊張しているということをわかってくださっていたんでしょうね。言葉じゃなくポンって。僕はそのひと叩きに「気負わずに思いっきりこいよ」という想いを感じました。

──きっと妻夫木さんも若い頃にそういう経験をしてきたんでしょうね。

そうだと思います。僕も、いつか後輩に返せるようになりたいと思いました。あと、白瀬の出番が多かったので、スタッフさんたちとの距離もすごく縮まったように感じました。監督といろいろ話し合って、一緒に作っていくという感じで進められて。「Get Ready!」の監督さんたちは皆さん基本的に「どうしたい?」と話を聞いてくださるので、本当に居心地が良いんです。ちょっとしたモヤモヤを全部なくして撮影に挑むことができる。第7話では特にそれを感じました。

──俳優として成長できた回でもあったのでは?

はい。7話を撮っている間は毎日「こうすればよかったな」という課題が残る日々で。それを毎日乗り越えていくという感じでした。“台本を覚えて次の日にそれを持っていく”というのを繰り返しているうちに、覚えてきたものを出すという機械的なものになってしまっていた自分がいて。自分としては台本を読んでいるから、自分のセリフに対してどういうリアクションが返ってくるのか、その次に相手がどういう行動を取るのかを知っている状態でセリフを発してしまう。でも本当はすべてが初めてのリアクションなはず。台本を覚えてくるのは当たり前だけど、初めて受け取った気持ちでお芝居をしなきゃダメなんですよね。それってお芝居を始めた初歩の初歩に言われることだったはずなのに、忘れかけてたなと思って。今回、監督に指摘されて、一番大事なことを僕は忘れていたのかもしれないと思い出しました。

──では2月26日放送の第8話の見どころを教えてください。

いよいよエースの過去が描かれます。エースが過去を乗り越えて物語は完結に向かっていくので、後半の大きな壁に差し掛かったところでしょうか。だんだん絆が生まれてきている闇医者チームにも注目してください。

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