2020年1月に、1stシングル『Magic Words』でアーティストデビューした、歌手・コスプレイヤーのLiyuu(りーゆう)。唐 可可役で出演する『ラブライブ!スーパースター!!』でも活躍中のLiyuuの音楽活動は、デビューから3年の時を経て、いま進化の真っ最中だ。その象徴が、2月22日リリースの「恋」をテーマにしたミニアルバム『koii』。初めて自らで作詞を務めた“Miracle Chocolate Night”など全5曲は、それぞれ歌詞の世界を鮮やかに想像させる表現力豊かな楽曲たちであり、歌い手・シンガーとしてのLiyuuの成長を印象づける。5編の「恋の物語」をどのように紡いでいったのか、話を聞いた。
――ミニアルバム『koii』を聴かせてもらいました。とてもいいミニアルバムですね。
Liyuu:ありがとうございます。
――自信を持っていい作品だと思いますが、完成した作品を聴いてみて、どんなことを感じましたか。
Liyuu:1stアルバムのときも、いろんなことのお試しの段階があって、自分ができるかどうか、自信がないときもあるんですけど、今回の5曲にも今まで歌ったことないの曲もたくさん入っています。でも、聴いたときは、すごく完成度が高いなって思いました。いろんな思いを伝えられるかなって思います。曲を聴いたときに、「歌いたい」っていう気持ちがすごくあふれてきました。“Yellow”みたいなシティポップとか、“My Beating”みたいなスローテンポの曲、“ミルクキャンディ”も今まで歌ったことがない曲で、今までにない曲がたくさん入っているんです。
――ミニアルバムはタイトルの通り「恋」というテーマで統一されているわけですが、このテーマはどうやって生まれてきたものなんですか。
Liyuu:今までは自分の経歴とか思いがたくさん入ってる曲があったんですけど、ちょっと別視点で、今回のように恋の話も入った曲も歌いたいなあって思っていて。わたしの名前、Liyuuの中国語の読み方が(魚の)鯉と似ているのと、ファンクラブの名前も「YuU Koi Days」だから、いろんなものとシンクロしていたタイトルだと思います。
――Liyuuさん自身から、「恋」っていうテーマがいいんじゃないか、と発信したんですか。
Liyuu:そうですね、はい。
――全曲通じて、いわゆる恋、LOVE的な意味のテーマになっているわけですが、照れのようなものもあったりしましたか。
Liyuu:ああ〜、やっぱりありますけど、いろんな視点からの曲たちだからこそ、全部「ラブラブ」な曲ではないんですね。いろんな心境が歌詞に入ってるから、自分が作詞した曲が一番照れます(笑)。
――(笑)聴いていて、レコーディングはすごく楽しかったんじゃないかなと想像したんですけど、どうでした?
Liyuu:そうですね。でも、楽しいよりも、「この曲はこう歌う!」っていう気持ちでした。自分の中で、余裕みたいなものがあったみたいです(笑)。レコーディングが終わるまで、自分はどういう感じに歌うのかわからないタイプなんです。曲を聴いてイメージもあるんですけど、レコーディングのときはイメージどおりじゃなくて、歌いながら1回自分の歌を聴いて、「おおっ、こうなるんだ。いいねえ~」って(笑)。
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